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詩は聞こえるか?
2022.6.1310代の終わり、詩人になりたいと思っていた。詩を紡いで生きていけたら、どんなに素晴らしいだろう。しかし、食べて行くのが容易ではないことは少年にもわかる。芸術家とは職業ではない。それは生き方の形容だ。ほどなくそう気づいた。僕はどう詩と向き合うのか。
5月納竿。
2022.5.2642年目のヤマメ釣りのシーズンが終わった。いや、釣期自体は9月末日まで続くのだが、16年前に鮎の友釣りを始めて以来、僕は6月以降はさっさとフライロッドを片付けて、9mに及ぶ長竿に持ち替えて、長い年は10月の頭まで地元の川を渉猟する。これまた恍惚の日々。
ロケーション。
2022.2.7どこに住むかは、とても重要だ。在所とそこを取り巻く環境によって、僕らの日々の暮らしは形づくられる。写真は、気象協会提供の雨雲レーダーの地図だが、自宅をマーキングすると周囲はこんな感じ。南北にくっきりと川筋が見える。日田を代表する花月川と三隈川だ。
5分と10分。
2022.1.31現在の住まいは、大分県の内陸部、日田市の町外れにある。大きな神社のすぐ横にあって、広大な鎮守の森はわが庭のようだ。夜は静かで真っ暗になる。それでいて、徒歩5分で市役所に行ける。そのそばには、高速バスのバス停。もう少し歩けば、JR日田駅がある。
世間がやっと。
2021.11.24世に言う田舎暮らしは、すでに20年を超えた。九州以外に住んだことがない。と言うと、ずっと出身地の地元にいるようだが、いま住んでいる大分県日田市には、縁もゆかりもない。釣り場に近いステキな田舎に住みたかった。それだけ。日田の前の東峰村も理由は同じ。
山奥の納会。
2021.10.25釣りシーズンが終わった。ヤマメは9月末日を以て禁漁。良くしたもので、アユもほぼ同時期に落ち始めて、囮を追わなくなる。つまり、僕の釣期は残暑の暑さがまだ残るこの時期に、揃ってその幕を閉じる。拠り所がなくなり、生活の芯が消える。さあ、どうする?
川に浸かる。
2021.8.26釣りは水遊びでもある。早春から初夏までのヤマメのフライフィッシングと盛夏手前から秋の入り口までの鮎の友釣り。どちらも川に入る。フライはウェーダーという胴長を履くので、基本濡れない。魚を触って手を洗う程度。一方の友釣りは逆にずっと濡れっぱなし。
網で獲れば?
2021.7.31釣りをしない人に向かって、釣りが好きだけど、なかなか釣れないと嘆いたりすると、何人かは網で獲ればいいじゃないかとのたまう。釣りはするけど、ほとんど食べないんだと言うと、理解に苦しむ表情をされる方も少なくない。魚釣りは、釣ること自体が恍惚なのだが。
鮎の夏始まる。
2021.6.14今年もこの季節がやって来た。3月から5月初旬までフライで追っていたヤマメも、僕の中ではシーズン終了。筑後川上流域の鮎釣りは、毎年5/20に催される日田市の川開き観光祭と同時に解禁になる。でも、ヤマメと同じで、解禁日からは動かない。僕の本気は6月から。
一枚の写真から。
2021.4.19いまから37年前に撮影した写真。巨大なサクラマス。僕は当時失業中で、持て余す時間を利用して、この魚の調査に勤しんでいた。晩秋の数週間、防水カメラと借りたビデオを持ち、毎日1人でダム奥の小渓流に通った。ある日の夕刻、幸運にも数枚の撮影に成功した。
伊藤靖浩くん。
2021.2.12018年の夏、心当たりのない人物からFacebookのメッセージが届いた。突然の連絡を詫びる言葉から始まるその文章には、「FBで偶然見かけたのですが、もしかして36年前に渓流で出会った江副さんですか?人違いならごめんなさい」とあった。たちまち、記憶が甦った。
釣り師の宴。
2020.12.28僕の釣りは基本単独行なのだが、ヤマメ釣りは時折気の置けない釣友と遊ぶことがある。気づくと、テンカラやエサなど釣法は違えど、ヤマメを追う釣り仲間たちと繋がって、ちょうど4人揃ったときに、ふざけて釣りおバカカルテットなどと称したのがコトの始まり。
川キリギリス。
2020.10.5釣り人はいつも魚泥棒だ。年柄年中、川や海にいる魚を釣り上げることばかり考えている。僕はもう40年来の川の釣り人で、大きなヤマメやアユを一匹でも多く釣り上げることに没頭してきた。何よりも釣りを優先し、少しでも川に居ようと悪だくみを絶やさない。
真夏の昼休み。
2020.8.12そもそも昼休みなんて概念がない。始業も終業もそうだ。曜日も仕事関係のやり取りで意識することがあるくらいで、自分の中では平日か休日かの区別程度。起きてから寝るまで、仕事は常にしてるし、一方でクライアントが絡む打合せや会議以外はいつでも休みになる。
雨雲レーダー。
2020.8.5天気がどうなるか、気にならない人はいない。東も西も、今も昔も、会話の始まりは天気の話だ。中でも雨。降る降らないは一大事。傘の携行は子どもから大人まで一日を左右するし、農家にとっては命にさえ影響を与えるシリアスなテーマだ。僕なら釣りとジョグ。