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tag:アート

初冬の設え。

2023.12.6

ブンボの打合せ室に入る表玄関は、普段の生活では使わないパブリックエントランス。何人かのお客様がいらしても、玄関で鮨詰めにならないようにゆったり作った。素材は三和土。下駄箱の上はちょとしたギャラリースペースで、オブジェが並び、壁には絵が掛かる。

by 江副 直樹

Howの蓄積。

2021.5.1

近ごろ改めて、常識の功罪を考えている。大阪のプロデューサーとやっているYOU TUBEのテーマで「常識と非常識」の回があって、常識を自分なりに解析してみたりした。すると、また少し鮮明になったことがある。実は常識は役に立つ。いや本当。皮肉じゃなく。

by 江副 直樹

The Men’s Room

2020.5.25

とてもいいドキュメンタリーだった。あまりに良かったので、録画を消せずにいる。繰り返して何度も見ている。普通を扱って、普遍に至る。理想的な仕事。いや、そんな野暮は言うまい。キミはあの感覚がわかるか? あれがわからないヤツとは友だちになりたくない。

by 江副 直樹

余談と余白。

2020.2.26

これもずっと考えているテーマのひとつ。余談は不要なお喋りか?余白は無駄なスペースか?あるいは、1週間に1度はやって来る無為の1日。やるべきことを前に、なにひとつ捗らない1日。もしくは、働き蟻の喩え。10匹の蟻がいたら、2匹は必ずサボるという法則。

by 江副 直樹

なんとなく。

2019.4.20

理性が感性を凌駕することなんてない。あり得ない。いきなり結論を言うとそういうことになる。どこか気が乗らない。気分がよろしくない。雰囲気が悪い。仕事の現場では、ときおりそんなことが起こる。テーマは最先端。事業規模は大きい。でもなにかがヘン。

by 江副 直樹

急がば廻れ。

2018.9.21

紆余曲折、試行錯誤、曲走、道草、などなど。目的に向かって一直線に進まないことを表現する言葉はいくつかある。目的への最短距離は直線になると思いがちだ。ある観点からはそうかも知れない。だが、それ故に取りこぼしている何かがあるように思えてならない。

by 江副 直樹

感覚の復権は、僕の中ではここ数年の大テーマだ。過剰な数値化、それ以外の無謀な切り捨て。冷徹な合理性に見えて、実は未熟な科学に止まっているような気がしてならない。その違和感を伝えたくて、さまざまな表現を探っているのだが、今回はこの言葉に辿り着いた。

by 江副 直樹

クワシマ。

2018.8.12

クワシマからメッセが来た。唐突なのはいつも通り。クワシマの本名はコバヤシ。結婚のいきさつでなぜかそうなった。メッセはこうだ。イベントをするのでトークに出てくれ。そんな話だったので、ああいいよと取り敢えずのOKを出した。その名は城下町と市場。

by 江副 直樹

非生産性。

2018.6.29

僕らの営みの良否の判断に、それが生産的か否かという基準がある。生産的でないと言われれば、それは効率が悪いだの、価値が見出せないだの、なんだか後ろめたさを煽られるような、そんなイヤな物差しなのだ。生産性が低いと、あるいは無いと、本当にダメなのか?

by 江副 直樹

汎用で抽象。

2018.5.26

ブリコルールという言葉を知ったのは、もう随分前。仏の大哲学者、レヴィ・ストロースの言説。曰く、ジャングルを歩いている原住民が、見かけた棒っきれを拾う。その時は、それを何に使うか決めているわけではないが、「なんとなく気になって」持ち帰る。云々。

by 江副 直樹

智の交易。

2018.4.27

いたずらな輸入には、基本反対だ。いや、TTPとか、関税障壁とか、そうした産業系の話ではない。思想やアイデアの話である。かつての仏教だって、その他諸々だって、そうして流入し、普及、定着した厳然たる歴史まで否定しようとは思わない。そうではなくて。

by 江副 直樹

物事は、結局解釈だと思う。そこに何が見えて、なにを感じ、どう振る舞うか。すべては、ここに掛かっているような気がしてならない。僕らの人生に、禍福がないとは言わないが、その目盛りは生き方によって異なるだろう。価値は自分で見つけ、自分で味わいたい。

by 江副 直樹

いつ頃からだろうか。人前でお喋りすることが、仕事の一部になっている。デザインの専門学校で教壇に立ったのは、もう20年も前だ。強い縁でそうなったのだが、自分の考えを整理するんだとか、教えるんじゃなく学ぶんだとか、なんとか理由を探してみたものだ。

by 江副 直樹

プロデュースを解するキーワードのひとつに、「全体」というのがある。プロデューサーを全体計画の統括者などと言ったりする。僕がこの道を志したのも、高度経済成長期に進んだ分業や細分化が、再編集されずにそのまま遊離していると感じたのがきっかけだった。

by 江副 直樹

昨日から雨。ここのえ低山部の紅葉登山の目論見も潰えてしまった。

数ヵ月前から、大分竹田に通っている。あるプロジェクトがスタートしたためだが、並行して他の案件もオファーがあった。農政課が企画する地産農産物のプロモーション、その試食会をプロデュースすることになったのである。はて、普通じゃもちろんつまらない。

by 江副 直樹
EZOE naoki

田舎を拠点のプロデュース稼業。その日々仕事雑感、問わず語り。

by EZOE naoki

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