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5月納竿。

2022.5.26

42年目のヤマメ釣りのシーズンが終わった。いや、釣期自体は9月末日まで続くのだが、16年前に鮎の友釣りを始めて以来、僕は6月以降はさっさとフライロッドを片付けて、9mに及ぶ長竿に持ち替えて、長い年は10月の頭まで地元の川を渉猟する。これまた恍惚の日々。

ヤマメが解禁になる3月からモンカゲロウの羽化が終わる5月まで、僕は竹製のフライロッドを持って高原の川に通う。日中から竿を出すことはもう希で、早春を除けば、夕方の一刻だけが僕の釣りの時間なのだ。もう20年以上前、とある場所で、流下するカゲロウを水面でついばむヤマメを見つけて、それだけを狙うようになった。これをライズの釣りと言う。
ライズリングとは、ヤマメが捕食時につくる水面上の波紋のことで、これを探すことから釣りが始まる。天候や時間の塩梅で、盛んにライズしているときもあれば、まったく何も起こらないときもある。ライズがないと釣欲減退著しく、竿も継がずに帰ることも度々。ヘンタイの極みだけれど、これが楽しくてねえ。来季もきっと同じ日々を繰り返すことだろう。

2年前の水害の影響は今季まで引きずった。

フライの出で立ちはとってもコンパクト。

サイズはイマイチだった。大きくなってくれ。

尺とは言わないけど、せめてこのクラスを。

by 江副 直樹 2022-5-26 10:10 
EZOE naoki

田舎を拠点のプロデュース稼業。その日々仕事雑感、問わず語り。

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