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節目というのだろうか。我が人生を戯れに振り返ってみると、およそ10年前後で大きな変化が訪れているような気がする。20歳で大学を辞め、30歳でコピーライターになり、40歳で会社をつくった。50歳でプロデュース専業になった。僕はもうすぐ63歳になる。

by 江副 直樹 

三隈川にまた筏が浮かんだ。黒岩橋のたもと、3隻が進水した。主宰はヤブクグリ。筑後川リバーフェスタの賑やかしに誘われて。折も折、ここ数年、今後の活動を検討する中、折しも原点回帰を考えていたヤブクグリの思惑とうまく重なった。6年ぶりの筏だった。

by 江副 直樹 

野狐が来る。

2018.8.22

それは、94歳で大往生した母方の祖母の口癖だった。小学校へもまだ行かない頃、夕方まで遊び呆けていると、必ずこの言葉を投げられた。「遅うなっぎ野狐のくっぞ(帰りが遅くなったらやこが来るぞ)」。早い帰宅を促す日々のこの佐賀弁がずっと耳に残っている。

by 江副 直樹 

文脈の消失。

2018.8.17

さまざまなプロジェクトが、時間を掛けて成就をめざす。発芽のようなアイデアの湧き出しがあって、発想は構想となって具現化が始まり、流れは太く強くなって加速する。しかし、一方では、その途上で計画の迷走や暴走が起こることがままある。なぜだろうか?

by 江副 直樹 

クワシマ。

2018.8.12

クワシマからメッセが来た。唐突なのはいつも通り。クワシマの本名はコバヤシ。結婚のいきさつでなぜかそうなった。メッセはこうだ。イベントをするのでトークに出てくれ。そんな話だったので、ああいいよと取り敢えずのOKを出した。その名は城下町と市場。

by 江副 直樹 

会社と言いながら、経営者と言いながら、その実フリーランスの自由業と何ら変わらない。1日のリズムは、すべて自分で決めている。サラリーマンの方のように、そもそも添うべき時間割があるわけではない。始業と終業もあるにはあるが、普段は全く意識していない。

by 江副 直樹 

料理はまさにデザインそのもの。僕があちこちでばらまく繰り言のひとつである。まったく同じ食材が、料理人の見立てと技術によって、実に多様なメニューに変化する。デザインの本質をこれほど言い表せる切り口はない。ここが豊かだと、僕らの人生も豊かになる。

by 江副 直樹 

昔、モータースポーツをちょっとだけ囓ったときに、クルマのメカニズムについても、多少理解を深めることになった。エンジン、シャシー、サスペンション。原則的なことばかりだが、そうかそうやってクルマって走るのかと、腑に落ちることがいくつもあった。

by 江副 直樹 

裏道の先に。

2018.7.19

あの頃の気分をどう表現すれば正確に伝わるのだろう。メイン集団からの脱落感、いわゆる挫折感のような負の空気の中に沈んでいた20歳前後。大学に入ったものの、僕の心身は新たな状況に適応できなかった。想像もしていない展開に、焦燥と失望に苛まれた日々。

by 江副 直樹 

35℃の天国。

2018.7.13

空が青く、高い。北部九州にもついに梅雨明けが訪れた。降り続いた雨は、山々に染み込み、じわじわと流れ出す。川の水嵩はまだ高いけれど、水の色はもういつもの夏色に染まっている。いきなりの気温上昇で、連日30度を軽く超えて、ほぼひと月ほどの真夏の候。

by 江副 直樹 
EZOE naoki

田舎を拠点のプロデュース稼業。その日々仕事雑感、問わず語り。

by EZOE naoki