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tag:暮らし

雑味が残る。

2019.5.25

珈琲とか、ワインとか、その領域では特に使われる表現。ボンヤリとした、なにか別の味が混ざっている感じ。味覚的異物感。望みの一色に染めきれないおぼろげな不満。あるいは、狙っている純度を保てないことを割り切れない薄いストレス。そんなニュアンスだろうか。

by 江副 直樹

詩情の喪失。

2019.5.19

限られた人生、できるだけたくさんの感動を重ねて過ごしたいと常々思っている。自然、美術、文学、音楽、スポーツ、さまざまなジャンルで、数多くの感動を貰う。根が感激屋だからか、毎日のように大小の感動に満たされているような気がする。この不思議な情動。

by 江副 直樹

解けぬ宿題。

2019.5.13

物心ついた頃から、僕らは考えている。思考の対象は、都度変わりながらも、壮大も微細も、高尚も下卑も、具象も抽象も、何もかもアタマのあちこちで転がしたり寝かせたりして、時にココロとも往来させつつ、あーでもないこーでもないと日々を過ごしている。

by 江副 直樹

5月某日。今年も男池へ行った。今回は、幽霊会員になりかけていたここのえ低山部の部活として。勾配もほとんど無く、登山と言うより、森のハイキングの趣。「標高と志が低い」低山部のコンセプトにピッタリの場所。平日の昼前、行きつけの蕎麦屋に集まった。

by 江副 直樹

販路の幻想。

2019.4.26

これまで、かなりの数の商品開発に携わってきた。食品から、家具、住宅、コスメ、ルアーまで、たくさんの分子との協働で、領域を超えた仕事を続けている。特に機会が増えたのは、10年程前から地域系のプロジェクトが比重が高まったことがきっかけだった。

by 江副 直樹

オンとオフの僕なりの解釈については、少し前に書いた。僕の時間の使い方は、決して一般的ではない。カレンダーは見てはいるが、ことオフの取り方に至ってはもう好き勝手。世間の都合とは関係なく仕事をする反面、自由気ままに仕事を切り上げることは日常茶飯事。

by 江副 直樹

ほぼ2年半の逆単身赴任で、普通に自炊をしていたのだが、生来の凝り性なのでついつい工夫を思いついてしまい、止められなくなることがある。もっとも、そもそも時間もないので、もっぱら簡単で美味しく、後片付けも楽なことが最重要課題。するとそれはそれで。

by 江副 直樹

相棒の一足。

2019.3.28

いつ手に入れたか定かじゃない。10年はとっくに越えているはずだ。最初、アウトドア雑誌で見かけて興味を持った。それは使い古したよれよれの一品で、ソールの張り替えで甦る下りがあり、そのへたり具合がなんとも味があって、我が物としたくなった記憶がある。

by 江副 直樹

僕の3.11。

2019.3.12

福島へ行ってきた。あの忌まわしき震災から8年。農産物のブランディングに関するレクチャーが今回のお仕事。原発事故の風評被害という負の遺産を背負ったフクシマ。通常の方法論では、すぐに答は出ないかも知れないが、僕にできる復興支援はきっとこのあたり。

by 江副 直樹

板場の包丁。

2019.2.28

このタイトルを別の言葉に変えるなら、「職権の使い方」になるだろうか。職権、つまり職業にまつわる権力は、必要なものである。丸腰の板場なんて意味を成さないのと同じ。職務を遂行するために与えられる刃物。それは鋭利であればあるほど仕事では役に立つ。

by 江副 直樹

いつも静かに回っているが、ひとたびアクセルを踏めば、いつでも吹き上がるエンジン。ギアを入れ、堅いクラッチを繋げば、背中を蹴られたように飛び出していく。僕らの思考も同じじゃないか。あるとき、ふとそう思った。エンジンは常に暖めておく必要がある。

by 江副 直樹

一度はこの件について書こうと思っていた。ある程度以上の規模の企業になると、多かれ少なかれ「異動」がある。組織内のポジション、担当の変更をそう呼ぶ。民間企業にも存在するが、行政の組織は必ずこの人事がつきまとう。多くの人が当たり前と思っている。

by 江副 直樹

前の年の9月末、ヤマメが禁漁に入り、ほぼ時を同じくして、鮎は落ち始める。僕ら釣り人は、その寂寥感をもって冬の訪れを受け入れる。それまで、あれだけアタマとココロを支配していた魚釣りが、唐突に終わりを迎え、モードは強引にスイッチオフ。秋風が身に染みる。

by 江副 直樹

20代のある時期から、このフレーズを使い始めた。諸事情から大学を中退し、家業の米穀店を手伝いながら、釣りやロードバイクに現を抜かしていた頃。大学入学時に思い描いた将来像は消え失せ、北九州の片隅で数少ない親友と夜な夜な語り明かしていた数年間。

by 江副 直樹

山の中で育ったわけではない。南の島が性に合うと思い込んだ時期もあった。縁あって、山上の過疎の村に12年暮らした。そこで腑に落ちた。心身がそこに馴染む。僕は山の人だったのか。そう言えば、釣りはヤマメと鮎、どちらも中流以上の山の中。わからないものだ。

by 江副 直樹
EZOE naoki

田舎を拠点のプロデュース稼業。その日々仕事雑感、問わず語り。

by EZOE naoki