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tag:暮らし

草花の春 1。

2020.3.15

白い秋が終わり、玄い冬が居座る。落葉樹は葉を落とし、風景は色を失い、枯れ野が広がる。木枯らしが舞い、時に雪が積もり、幾度も霜が降りる。自然の命の鼓動は音を潜め、気配さえ消えてしまう。そんな中、枯れ草と落ち葉の隙間から緑が現れる。早春。

by 江副 直樹

人は欲望と感情で生きている。永らく唱えている持論である。齢を重ねるごとに、プロデュースでさまざまな局面に立ち向かうたびに、この原則への確信は強まっていく。人は必ずしも理性で正邪を判断し、善行を重ねる動物ではない。そんなことをまた思い出した。

by 江副 直樹

余談と余白。

2020.2.26

これもずっと考えているテーマのひとつ。余談は不要なお喋りか?余白は無駄なスペースか?あるいは、1週間に1度はやって来る無為の1日。やるべきことを前に、なにひとつ捗らない1日。もしくは、働き蟻の喩え。10匹の蟻がいたら、2匹は必ずサボるという法則。

by 江副 直樹

駅ピアノ

2020.2.20

ときどきNHK BS1の番組を観る。圧倒的にドキュメンタリーが多いが、お気に入りの小番組がいくつかある。なかでも、駅ピアノ、空港ピアノは、放映時間の短さとは裏腹に深く深く染み入る好番組だ。僕は居ながらにして、会ったこともない夥しい人生を覗き見る。

by 江副 直樹

あんたは、いひゅうかねー。これは、生前の祖母が、小学生の頃まで、僕に向かってよく言っていた言葉。佐賀弁である。標準語に直せば、あなたは変わってるね。ということだ。いひゅうかが異風かで、いひゅうもんが異風者だと知ったのは、ずいぶん後だった。

by 江副 直樹

性分なのか、癖なのか、本質が気になる。雑多なディテイルを剥ぎ取った後に残る何かに最も関心がある。原則のようなものもそこで見えることが多い。取り置くのは、その原則論だけ。それで気が落ち着く。表層に現れるのはどうでもいい。そんなものはすぐに変わる。

by 江副 直樹

神が与えた時間は、まだしばらくあるようだ。微かな老眼と既往症の痛風。懸垂はもはや1回もできないが(多分)、軽い筋トレは毎日してるし、ジョギングはほぼ1日おきに5kmをゆっくり走っている。目線は相変わらず上向きだ。少しロマンチックに過ぎるとしても。

by 江副 直樹

初回は2年前の冬だった。たびするシューレは、竹田から始まった。既知の草刈淳氏をゲストに、前OPAM館長 新見隆氏のレクチャーの後、カモシカ書店岩尾くんのインタビュー。事務局は西田稔彦。僕は言い出しっぺのひとりとして、大して役に立たないサポーター役。

by 江副 直樹

How to

2020.1.20

世間の目は、およそ成功に向きたがる。あわよくば自分もそうなりたいから、ついついその周辺に群がってしまう。どうやればうまく行くか。英語で言うと、Howに心は奪われる。答だけを知りたがる。同じサプリを、同じ薬を、同じ注射を追い求める。嗚呼、人情。

by 江副 直樹

草木も眠る。

2020.1.13

夜中に目が覚めることがある。歳だよ、と一笑に付されそうだが、確かに若いときはこんなことはあり得なかった。トイレに起きるわけではないし、ジョグをした日も変わらないので、いわゆる基礎代謝の低下か。でも、それが特別の時間になるのはまた人生の妙。

by 江副 直樹

料理をすることが増えた。我が家の事情でそうなったのだが、それが日常になってくると、いやでもスキルは上がる。味噌汁を作る鍋、炒め物などをするフライパン。鍋類で多用するのは、だいたいこのふたつ。鍋はともかく、フライパンは片手で振り回すことになる。

by 江副 直樹

年が明けた。この朝、大分日田は雲ひとつない快晴。二度寝で大寝坊し、完全に陽が上がっての散歩となった。大晦日夜更かしの妻子はまだ白川夜船。そっと家を出た。あちこちに霜が残っているが、気温はにわかに上昇中。境内はすでに大勢の初詣客で賑わっていた。

by 江副 直樹

最近までこの言葉を知らなかった。中央から外れてという意味らしい。反権力のニュアンスも含んでいるようだ。これまでの時代の基本フォーマットとも言うべき中央集権制は、権力と権威を1ヵ所に集中させることで、統制の取れた発展には向いていたかも知れない。

by 江副 直樹

ある夜の旅。

2019.12.5

それは突然だった。セルモーターが回らないのだ。釣り仲間の忘年会で、阿蘇の産山村に一泊した翌朝。帰路、ホットコーヒーを啜りながら帰ろうとコンビニに寄った直後。日田に戻り、ジョグをして大阪に発とうと思っていたのに、すべてが崩れた。一寸先は闇。

by 江副 直樹

晩秋の絢爛。

2019.11.28

毎年のことである。夏が終われば秋が来る。炎暑が過ぎれば涼風が吹く。下がる気温が木々を染める。次いで落葉が控えている。赤がある、黄色がある。何十回も経験しているのに溜息が出る。何度も見ていても嘆息がある。晩秋の絢爛。四季折々の国で良かった。

by 江副 直樹
EZOE naoki

田舎を拠点のプロデュース稼業。その日々仕事雑感、問わず語り。

by EZOE naoki

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