ここから本文です

tag:考察

そう言ったのは、確か江戸時代の国学者だった本居宣長。その頂点を源氏物語と位置づけたらしい。それはともかく。詫び寂にしても、もののあはれにしても、よくぞこのボンヤリとした感覚を鮮やかに掬い上げてくれたものだ。先人の炯眼に心より敬意を表したい。

by 江副 直樹

大組織の病。

2022.7.13

元来、呆れるほど能天気にできている。小さな希望で走れる燃費の良さにすがってきた。うまくいくと信じるチカラは、常人のそれを超えていると思う。楽天家。なのに。そんな僕でも、これは無理かも知れないと思わせるテーマがある。組織復興。または組織改革。

by 江副 直樹

しばらく前に、仕事上のおしゃべりで、仁義の有無という話題が中心に上ったことがあった。常日頃、不義理を体現している僕が言うのも大いに憚られるが、伝えたいのはそっち方面のニュアンスではなくて、明文化もされていない根源的不文律のような話。

by 江副 直樹

視点の移動。

2022.6.27

企業にしても自治体にしても、僕ら外部の人間がお手伝いするメリットは、その専門性よりも実は圧倒的に「客観性」だと考えている。組織内の皆さんとは違う視点を備えていることが、実は外部ブレーンの最大の存在意義なのではあるまいか。それほど客観視とは難しい。

by 江副 直樹

短パン賛歌。

2022.6.20

初夏の手前くらいから短パンを履いている。日常の装いとして、春から秋まで短パンとビーサンが普通になる。もう10年を越えただろうか、仕事の時も、短パンを履くことが圧倒的に増えた。どんなに薄着をしようが、短パンの涼しさには敵わない。みんな、短パン履こ。

by 江副 直樹

10代の終わり、詩人になりたいと思っていた。詩を紡いで生きていけたら、どんなに素晴らしいだろう。しかし、食べて行くのが容易ではないことは少年にもわかる。芸術家とは職業ではない。それは生き方の形容だ。ほどなくそう気づいた。僕はどう詩と向き合うのか。

by 江副 直樹

もう20年以上前、自分のプロデュースをいかにわかりやすく説明するかに知恵を絞っていた頃、デザインツリーなる落書きをしたことがある。経営におけるコンセプトと戦略と戦術、そして最終利益との関係を拙いイラストにしたものだが、いまもなかなか重宝している。

by 江副 直樹

大衆受け。

2022.5.18

アイデアはとことん突きつめる。常にモデルはない。先行する何かに追い着くだけなら、それはまったく創造的ではない。新たな課題が現れたから、その解決を託される。モデルがあるはずがない。まだ見ぬ発想とそこから築く戦略。皮肉にも理解者は決して多くはない。

by 江副 直樹

ルールの話である。基準のことである。どこかの誰かが作ったものを後生大事に押し頂き、従順に守ることに専念するか、自ら生み出したものを広め、多くの他人がそれを取り入れ、スタンダードとなるか。この2択には、文字通り天と地の開きがある。あなたはどっち?

by 江副 直樹

お墨付き。

2022.5.5

小社Bunboを立ち上げた25年前、広義の編集、プロデュースの可能性にひとり興奮して、ありとあらゆる方面に吹聴していたが、反応は冷ややかなものだった。精一杯理論立てて、言葉を選び、委を尽くして話したはずだったが、結果は連戦連敗。愕然悄然としたものだ。

by 江副 直樹

反Excel 脳。

2022.4.29

最初に断っておく。これから展開する珍説は、完全なる個人的偏見である。悪口に聞こえたとしたら、それは明らかに誤解であるし、どうしてもそうは思えないとなれば、単なるオヤジの妄言と、寛容なる御心にて爽やかに笑い飛ばしていただきたい。切にお願いする。

by 江副 直樹

医者として。

2022.4.23

僕の仕事は、全体を司るプロデュース業だが、さまざまな制作物が発生し、その監修つまりクリエイティブディレクションも、作業の主要を占める。まず、ヒアリングで事情を把握し、コンセプトワークという考えの整理を経て、なにをすべきかという判断に辿り着く。

by 江副 直樹

新旧の間。

2022.4.17

PCを買い換えた。旧いMacbookAirから新しいMacbookAirへ。欲しかったのはスピードとパワー。それだけが新しくなれば、それで良かったが、そうじゃないところも更新されている。 USBポートは TypeAからTypeCへ変わり、電源を始め、すべてがそこに依存する。

by 江副 直樹

人が集まればコミュニティができる。古今東西、それは同じ。バーチャルなSNSもまた明らかにコミュニティだろう。しかも、その内容を見ていると、想像以上に現実のご近所さんと相似型だ。多種多様な投稿の合間に、当たり前のように冠婚葬祭の情報が入ってくる。

by 江副 直樹

知能指数、IQという指標がある。僕が子供の頃は、毎年テストが行われていたと思う。高校まで記憶がある。いまもあるんだろうか。息子たちからは聞いたことがない。クイズのようなゲームのような内容で、知力のポテンシャルを測るというようなことだった。

by 江副 直樹
EZOE naoki

田舎を拠点のプロデュース稼業。その日々仕事雑感、問わず語り。

by EZOE naoki

Archives

◎2006年3月 → 2010年8月