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大組織の病。

2022.7.13

元来、呆れるほど能天気にできている。小さな希望で走れる燃費の良さにすがってきた。うまくいくと信じるチカラは、常人のそれを超えていると思う。楽天家。なのに。そんな僕でも、これは無理かも知れないと思わせるテーマがある。組織復興。または組織改革。

僕自身は、組織に所属した経験は微々たるもの。それでも、組織を作るメリットは理解できる。問題は大きくなり過ぎた組織。永く続き過ぎた組織。それを巨船に例えるなら、全体を、初めから把握する船員がいなくなる。目的地は、かつての誰かが決めたものだ。遠くに巨大な氷山が浮いており、変更が検討されたとしても、もはや急激には舵は切れない。
膨大なストックを積み込んだその組織だからできること、その船だから到達できる場所があるのだが、それを発揮する機会は、日に日に減っていく。森の老木は貴重だが、それが倒壊すればこそ、林床には新たな苗木が芽吹くだろう。横たわる見事に大きな幹は、若者が大海を渡るカヌーに変わればいいじゃないか。最近、大組織の軋み音がよく聞こえてくる。

組織を作りたくても作れない個性もあるんだけれど。

by 江副 直樹 2022-7-13 10:10 
EZOE naoki

田舎を拠点のプロデュース稼業。その日々仕事雑感、問わず語り。

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