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tag:文化

無手勝流。

2024.6.13

独学について考えることがある。一般には、いわゆる正統な、体系立った知識やノウハウを学んで、人は新たなスキルを身に付ける。当初は、広大無辺なそもそもの対象への理解や、必要なスキルの修得のきっかけさえ見つからない。となれば勢い師匠を探すことになる。

by 江副 直樹

一木一石。

2024.6.7

木を見て森を見ず、とは、視野狭窄や全体観の欠落を戒める名言だが、これは部分と全体の因果関係の重要性を諭す至言でもある。森の一木が、その森の風のあり方を決め、川の一石がその川の流れを決める。1本の木の植え方、1個の石の置き方が与える影響について。

by 江副 直樹

料理オヤジ。

2024.5.20

10年近く前から、長男の市外進学などに絡んで、自炊をする機会が増えた。ヤツが卒業した後は、日田でしばらく次男とふたりで住んでいて、家事は当然僕の担当になった。そんな彼も昨春から東京で活動する母親と暮らし始めたので、以降完全なひとり暮らしである。

by 江副 直樹

ホタル散歩。

2024.5.14

GWが終わってしばらくすると、この時季ならではの愉しみが訪れる。ホタルだ。日田に越してくる前に住んでいた隣村では、山上に住まいがあったこともあり、周辺にはたくさんのホタルが飛んでいた。街に近くなる新居では、もう見られないかもと覚悟をしていた。

by 江副 直樹

言わずと知れたこの御方。リチャード・バックミンスター・フラー。御名前は随分前から存じ上げているが、ドキュメンタリーは時々観るものの、御本を読んだことはなかった。それが、たまたま知人が翻訳している著作が目に留まり購入。初めてページをめくった。

by 江副 直樹

名刺なんかに普通に書いてある、固定電話とFAX番号。僕も名刺にも、HPにも入れているが、いまどれくらいの人が使っているのか。そんなことを改めて考えたら、無性に不要な気分が募って来て、まずすぐに変えられるHPの記載を外すことにした。だって要らないもん。

by 江副 直樹

釣り人の嘘。

2024.4.18

釣れればたちまち有頂天になり、釣れなければ簡単に絶望してしまう釣り人の滑稽を、楽観的悲観主義者と喝破したのは、あの開高健だ。釣り人に話をさせるときは、両手を縛れとは、話す度にサイズが上がっていく彼らの無邪気を揶揄する、どこかの国の古い諺。

by 江副 直樹

愛車smartがぶっ壊れた。その理由や回復の目処については、ここでは割愛することにして、お題はやって来た代車にまつわる喜劇について。どんな代車がやって来るかは、もう巡り合わせ。ディーラーに預けるときは、一生乗ることのない豪華なベンツが来たりする。

by 江副 直樹

現在のわが家は決して山奥にあるわけではないが、夜は充分に暗く静かになる。10軒ほどの家が点在するなだらかな傾斜を持つ小さな扇状地で、大原神社に繋がる逆V字型の森に囲まれている。思いの外動植物も多く、鳥はもちろん、蛍もいるし、キツネも見たことがある。

by 江副 直樹

毎年繰り返し書いている話題はいくつかあるが、桜にまつわる想いもそのひとつ。花の中では最も好きで、その妖艶な美しさに陶然としながらも、移ろいの早さに背中を逆撫でされるごとくにソワソワとさせられ、散った後の花弁の絨毯や花筏の儚さについ悄然となる。

by 江副 直樹

朝夕の色。

2024.3.19

春はあけぼのと言ったのは、枕草子の清少納言だったか。これは、夏は夜。秋は夕暮れと続く。なるほどと頷くことも多いけれど、季節を問わず、僕は夜明けが一番好きで、次に夕暮れが来る。明暗が入れ替わるこの時間帯は、どこか不思議で特別な感情が付きまとう。

by 江副 直樹

狩猟の民。

2024.3.13

生き方のタイプや人のキャラを言い分けるのに、狩猟型か農耕型という表現がある。前者は縄文的で、後者は弥生的といった線の引き方もあるだろう。僕自身は、縄文的な狩猟型の方に少なからぬ魅力を感じていて、若い頃はそんな人生を生きたいとボンヤリ思っていた。

by 江副 直樹

正月到来。

2024.3.1

1月1日は、世間の正月だが、ヤマメ釣り師にとっては、3月1日が正月である。前年の9月末日をもって禁漁となり、季節も冬に入る。そしてその冬が明ける弥生早春。ヤマメたちはもう動き出している。釣り人もまた、道具の埃を払い、ようやく年が明けるのだ。

by 江副 直樹

脱YOU TUBE。

2024.2.24

その時は突然やって来た。ずっとモニター上に出しっぱなしだったYOU TUBEのタブを閉じた。毎日毎日、実にさまざまな動画を観ていた。釣り、サッカー、料理、格闘技、お笑い、トーク、などなど。それはもう息抜きを超えて、膨大な時間を費やしていたと思う。

by 江副 直樹

貧乏は我慢できるけど、貧乏臭いのは許せないという言い方がある。とても腑に落ちる。誰もが心の奥底ではカッコ良くいたいとか、美しく生きたいと思っているはずで、ダサいのはいかにもイヤなのだ。僕の解釈では、ダサいと野暮はほぼ同義。野暮はいかんよ、野暮は。

by 江副 直樹
EZOE naoki

田舎を拠点のプロデュース稼業。その日々仕事雑感、問わず語り。

by EZOE naoki

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