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tag:文化

仕事に関しては、特にそうだが、プライベートな生活までそんなことしてたら、きっと身が持たない。仕事では常にゼロイチを意識するが、普段の暮らしはテンプレ、あるいは先行モデルの選択を繰り返していると思う。釣りにしても、料理にしても、自分の発明じゃない。

by 江副 直樹

魚肉ソーセージと僕の関係は微妙だ。好物だが、大好物というほどではない。メインディッシュになることはないが、意外と美味しいひと皿になったり、小腹が空いたときに、細身の1本がちょうど良かったり。お菓子ほどの罪悪感はなく、都合のいい間食といったところ。

by 江副 直樹

画家牧野伊三夫氏との初対面は12年前。当時暮らしていた山奥の陋屋に、画伯の友人たちと共にお運びいただいた。なんでも、仕事で関係のある飛騨と、生まれ育った九州にある日田を繋げる企みがあるとかだったが、僕は訝っていた。多分断るだろうとも思っていた。

by 江副 直樹

疑り深い。

2025.5.5

これに、しつこいというのも加わる。プロデュースをする際に、とても大事にしているスタンスの話。疑り深くてしつこい。なんだか、性格としては果たしていかがなものかという気がするが、仕事をする、いや生きる上ではとても大事なことのようにも感じるのである。

by 江副 直樹

田舎紳士。

2025.4.29

都会に住んだことがない。地方に生まれて地方で育った。もっとも、自然豊かな本当の田舎と言うより、田舎町のような場所が長かった。それが、20代初期に渓流釣りを覚えたことが引き金となり、より田舎に住みたいと思うようになった。決め手はインターネットの出現。

by 江副 直樹

事情はわかる。ただそれを受け入れてしまったら、何もできない。衰退を遠ざけるには、不断のアップデートが不可欠だが、それを止めてしまうのが諸般の事情というヤツだ。イノベーションとは、慣習や常識から抜け出す振る舞いのこと。進化とは更新と言い換えられる。

by 江副 直樹

天ぷら始末。

2025.4.17

遂にここまで来た。いやなに天ぷらの話だ。僕のGoogleフォト内に、「自炊生活」というタイトルを付けたフォルダがある。これを見ると2018年春から記録が始まっている。家庭の事情で本格化した僕の自炊ではあったが、いまとなっては新たな愉しみに育ってきた。

by 江副 直樹

すべての技術は刃物だと思っている。切れれば切れるほど使いやすい。料理を作るも人を殺めるも、使う人次第。ここも技術の本質。鍵は活用の仕方。刃物自体に罪はない。ノーベル賞も元を辿ればダイナマイトだし、エアバッグすら火薬なのだ。そしてAIが現れた。

by 江副 直樹

何を見て生きていくか。お金か、芸術か、自然か、隣の芝生か。それによって人生の彩りは大きく変わる。俗にまみれる暮らしからは到底逃げられないとしても、少しでも花鳥風月を眺めて日々を過ごしたいと思わずにはいられない。幸福感は、風雅の薬味があってこそ。

by 江副 直樹

Cloud備忘録。

2025.3.30

紙の取材メモを取らなくなった。元々丹念にメモを取る方ではない。大事と思えるキーフレーズを書き付ける程度。コピーライター専業の頃は、ずっと無印の小さなノートを使っていた。ペンはロットリングのボールペン。プロデュース中心のいま、それが変わってきた。

by 江副 直樹

生真面目はどうにも苦手だ。正確に言うと、笑いやユーモアのないコミュニケーションが、とことんダメなのである。冗談もなく、馬鹿話もなく、雑談すらないような仕事ぶりも、ひたすら苦痛なのだ。余裕と言うのか、余白と言うのか、洒落と言うのか。欲しいよね。

by 江副 直樹

暫定と更新。

2025.3.18

僕らが前に進めるのは、待ち望んだ名案が見つかったからじゃなくて、何かを決断したからだと、度々言っている。100%メリットだけでデメリットのないアイデアなんかあるもんか。ノーリスク信仰は、成熟社会の重病だと知るべきだろう。思えば人生は決断の連続。

by 江副 直樹

本当に大嫌いである。取り巻き。魅惑的な人物の周りに群がりやすい。ただそばにいることを好む。本質的理解を欠いていることがとても多い。人物への社会的評価を元にそう振る舞うのだが、それが下降に転じると、潮が引くようにいなくなるのもなんだかなあって感じ。

by 江副 直樹

語彙の法則。

2025.2.28

タイトルを、説得の法則にするか、少し迷った。何かを他者に伝えるとき、僕らは基本言葉を使う。ところが、同じ国語を使っていても、日本ほど同一性の高い民族であっても、その語彙、ボキャブラリーは実のところかなりバラついている。伝達すら覚束ないほどに。

by 江副 直樹

嘘のつき方。

2025.2.22

悪いオンナは嘘をつく。悪いオトコも嘘をつく。この世は、所詮化かし合い、嘘と嘘とのせめぎ合い。なんて言うと、どこかで聞いた安っぽい演歌のようだが、俎上に上げたいのはそんなことではなくて、嘘と真実の間の不思議な距離感についてである。ホントに?

by 江副 直樹
EZOE naoki

田舎を拠点のプロデュース稼業。その日々仕事雑感、問わず語り。

by EZOE naoki

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