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来た船に乗る。
2023.4.13あなたは、決してやって来ない船を延々と待っているかも知れない。どこにも存在していない船を。それを求めてやり過ごしているうちに、持ち時間は減り、いつの間にか世の中はまったく様相を変えている。次の場面でもまた、永遠に来ない船を待ち続けるのだろうか?
熾火を残す。
2023.4.1新しいプロジェクトは、突然始まるわけではない。時を遡っていくと、何年も前に思いついたアイデアを、アタマの中で転がし、発酵が進むと、まず親しい人に打ち明ける。反応を見ながら、さらに整理をしたり、表現を再考したり。それを何度も何度も繰り返している。
ブランディング?
2023.1.31近ごろ、やたらと聞くようになった。流行言葉のように、日々どこかで奏でられる、夢と希望に満ちたカタカナ。僕も仕事で使うし、事実ブランディングを行っているという自覚がある。一方で、世の中を見渡すと言葉だけが上滑りしているケースがなんと多いことか。
大組織の病。
2022.7.13元来、呆れるほど能天気にできている。小さな希望で走れる燃費の良さにすがってきた。うまくいくと信じるチカラは、常人のそれを超えていると思う。楽天家。なのに。そんな僕でも、これは無理かも知れないと思わせるテーマがある。組織復興。または組織改革。
視点の移動。
2022.6.27企業にしても自治体にしても、僕ら外部の人間がお手伝いするメリットは、その専門性よりも実は圧倒的に「客観性」だと考えている。組織内の皆さんとは違う視点を備えていることが、実は外部ブレーンの最大の存在意義なのではあるまいか。それほど客観視とは難しい。
実を摘みたければ。
2022.6.1もう20年以上前、自分のプロデュースをいかにわかりやすく説明するかに知恵を絞っていた頃、デザインツリーなる落書きをしたことがある。経営におけるコンセプトと戦略と戦術、そして最終利益との関係を拙いイラストにしたものだが、いまもなかなか重宝している。
大衆受け。
2022.5.18アイデアはとことん突きつめる。常にモデルはない。先行する何かに追い着くだけなら、それはまったく創造的ではない。新たな課題が現れたから、その解決を託される。モデルがあるはずがない。まだ見ぬ発想とそこから築く戦略。皮肉にも理解者は決して多くはない。
お墨付き。
2022.5.5小社Bunboを立ち上げた25年前、広義の編集、プロデュースの可能性にひとり興奮して、ありとあらゆる方面に吹聴していたが、反応は冷ややかなものだった。精一杯理論立てて、言葉を選び、委を尽くして話したはずだったが、結果は連戦連敗。愕然悄然としたものだ。
医者として。
2022.4.23僕の仕事は、全体を司るプロデュース業だが、さまざまな制作物が発生し、その監修つまりクリエイティブディレクションも、作業の主要を占める。まず、ヒアリングで事情を把握し、コンセプトワークという考えの整理を経て、なにをすべきかという判断に辿り着く。
総合編集。
2022.1.7プロデューサーを名乗っているが、心情的には編集者だ。ただし、広義の編集。などと言ってきた。著者と向き合い、本などを作る職能という意味の従来の編集者像から少し飛躍して、いやかなり飛躍して、より大きく複雑な要素を組み直す仕事。それがプロデュース。
産みの苦しみ?
2021.11.30なにか新しいことを始めようと画策するとき、基本的にモデルは探さない。アタマの中に広がる茫洋混沌としたアイデアを、必死で言葉やイメージに換えようと悶々とする。昨年から進めている西日本新聞社との取り組みが、今まさにそんな感じ。editforestってなんだよ?
天より降りる。
2021.5.26加工品開発の仕事をしていて、時々遭遇する。なぜこの作物なんですか?と尋ねると、JAから薦められたとか、TVで観たけど売れてるらしいとか、返されることがある。自発的に絞り出されることが非常に少ない。それっていかがなものか。そもそもが忘れられていないか。
狩猟と農耕。
2021.4.9縄文と弥生とするのは、あまりに乱暴だろうから、基本的なライフスタイルで分けてみた。でも、伝えたいのは人のタイプ、性格の違い、生き様の差といったあたり。近ごろ、いろんな方々と仕事をしていて、こうした根本的な違和感に包まれることが度々ある。
芸能的情報群。
2020.8.23テレビの凋落が著しい。特に在京の民放。NHKは好番組も少なくないので、まったく同じではないが、タイトルの傾向と無関係とは言わない。さらにそれらを臆面もなくなぞるローカル局の惨状には今回は触れない。とまれ、問題は発信される情報の質についてである。
プロトタイプ。
2020.6.6雛型。あるいは、役割について。あるいは、向き不向きについて。もう20年以上、事業プロデュースなる仕事をしている。見えてくる課題に対して、基本ゼロから解決策を考える。方法における原則はあっても、ルーティンやマニュアルはない。勢い、毎回初体験になる。