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近ごろ、やたらと聞くようになった。流行言葉のように、日々どこかで奏でられる、夢と希望に満ちたカタカナ。僕も仕事で使うし、事実ブランディングを行っているという自覚がある。一方で、世の中を見渡すと言葉だけが上滑りしているケースがなんと多いことか。

そのほとんどは、ブランディングとは名ばかりで、販売促進のイベント等を繰り返し、短期的売上げを上げることに躍起になる。しかし、これは本質的にブランディングではない。それはセールスプロモーションを熱心にやっているだけ。ブランドとは、「信用」だと度々言っている。この時代になって、急に外国からやって来た真新しい考えなどでは全くない。
人に例えればわかりやすいかも知れない。言動が一貫性と独自の信条に貫かれており、身なりがいつも清潔で、心底信頼があり、尊敬さえできる人物。企業なり、地域をこの状態に持って行くにはどうすればいいか?それをわきまえ、実行することをブランディングと呼ぶのである。日本語なら「信用構築」。分かれ目は、この抽象思考が理解できるかどうかだ。

自然が勝手に作ってくれる場合もある。感謝しなきゃ。

by 江副 直樹 2023-1-31 10:10 
EZOE naoki

田舎を拠点のプロデュース稼業。その日々仕事雑感、問わず語り。

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