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tag:考察

自然を大切にしましょう。子どもの頃から、誰もが何度と言わず聞かされたフレーズ。当然、表立って反対する人はいない。しかし、なぜ?と改めて問われれば、明確に答えられる人は果たしてどれくらいるのだろうか?自明の理のようでいて、実はピンと来ない。

by 江副 直樹

凡庸な蝶々。

2020.11.12

大輪の花が咲いてから寄ってくる蝶々は、炯眼を持ち合わせない凡庸なる蝶々である。巡航する豪華客船に目を奪われるのは、平凡な乗客でしかない。青虫の時にその羽根を想像できなければならない。図面が引かれている新型船のアイデアに興奮しなければならない。

by 江副 直樹

キッチンの後片付けのことである。元々、夫婦2人の頃から分業制だったし、家事には特段の抵抗はない。加えて、12年間の村暮らしでは、食洗機がなかったこともあり、早起きの僕が食器の拭き上げと格納の担当になった。この時に気づいたのだ。その地味な快感に。

by 江副 直樹

夜半に目が覚める。いつの頃からか思い出せないが、ここ数年。還暦を迎えてからだろうか。一旦深く寝た後に、主に仕事のことを煩悶しつつ覚醒する。僕の場合は、良く聞く生理現象ではない。いずれにしても加齢によるものには違いないと観念している。

by 江副 直樹

最近のドキュメンタリーで、経済学者M.マッツカート女史の提言を聞いた。「企業家としての国家」など、世界的に注目を浴びる気鋭の研究者だが、番組最後のコメントが最も印象に残っている。「これからは、科学者だけでなく、詩人の力も借りなければならない」。

by 江副 直樹

遂にその日がやって来た。長男の旅立ち。ほぼ1年前にも似たような状況があったっけ。そのときの行き先はオーストラリア。半年の語学留学。水泳のスポーツ推薦で入った高校では、3年間水泳しかしなかった。そんな学力で大学を選ぶなんて馬鹿げてる。てなわけで。

by 江副 直樹

釣り人はいつも魚泥棒だ。年柄年中、川や海にいる魚を釣り上げることばかり考えている。僕はもう40年来の川の釣り人で、大きなヤマメやアユを一匹でも多く釣り上げることに没頭してきた。何よりも釣りを優先し、少しでも川に居ようと悪だくみを絶やさない。

by 江副 直樹

日常と足下。

2020.9.28

詰まるところ、大事なことはそこだろう。非日常のお祭りではなくて。いつか行ってみたい遠い外国ではなくて。繰り返される日々と、僕らが立っている足下。そこをかたちづくっていくことこそが、何よりも確かな未来を導くのではあるまいか。確信は強まるばかりだ。

by 江副 直樹

茶室憧憬。

2020.9.21

茶室のような空間に住みたいとずっと思っている。極小で、シンプルで、そぎ落とされた質素な美しさを備える住まい。ル・コルビジェのニースに近いカップマルタンの別荘、カバノンを知ったときは、洋の東西を問わず、突き詰めればそこなんだと合点がいった。

by 江副 直樹

読書は交際?

2020.9.14

僕はずっと、読書は対話だと言ってきた。著者の言説を聞き、そうかあなたはそう考えるのか、翻って僕はどうだろうと自問自答を繰り返す。本の種類にもよるが、多くは著者の思想や世界観が露出するわけだから、結果そんな展開になる。対話は延々と続いている。

by 江副 直樹

EZOESAKI

2020.9.3

何かと縁の深い大阪で始まったふたつのトークイベントがある。そのひとつ、「クリエイティブは旅に出よ」は、異分野のゲストを招き、クリエイターに越境を勧める仕立て。もうひとつが、今回紹介するEZOESAKI。僕、江副直樹と、大阪のエサキヨシノリの掛け合いだ。

by 江副 直樹

テレビの凋落が著しい。特に在京の民放。NHKは好番組も少なくないので、まったく同じではないが、タイトルの傾向と無関係とは言わない。さらにそれらを臆面もなくなぞるローカル局の惨状には今回は触れない。とまれ、問題は発信される情報の質についてである。

by 江副 直樹

人生は解釈である。悲喜こもごもの日々が積み重なって、僕らの一生はでき上がる。それをどう受け止めるかで、その幸福度は変化する。禍福はあざなえる縄の如しで、善いことも悪いことも、代わる代わる現れては、夥しい喜怒哀楽をつくり出している。だったらねえ。

by 江副 直樹

劣化コピー。

2020.7.30

時代の中で生まれてくる新しい言葉って、どこかの誰かが、考え、思いつくものだ。僕自身も、自分が出会う多様な事象を、なんとか言葉化しようとする衝動を日常的に持っているが、してやられたと思うこともたまにある。最近だと、「劣化コピー」もそのひとつ。

by 江副 直樹

鶴の恩返し。

2020.7.25

デスクワークは一人でしたいタイプだ。ごく短期間、オフィスと呼ばれる空間に身を置いたことはある。しかし、リラックスができない。衆人環視という状態もそうだし、好き勝手に行動ができない事態に言い知れぬ圧迫感を覚える。本気の集中ができないのは辛い。

by 江副 直樹
EZOE naoki

田舎を拠点のプロデュース稼業。その日々仕事雑感、問わず語り。

by EZOE naoki

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