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tag:考察

地方にしか住んだことがない。さらに、田舎と呼ばれる地域に住み続けている。過疎の村にも住んだ。自然環境は最高だった。趣味を通り越したような魚釣りがその動機の中心だが、そもそも人はもっと田舎に住んだ方がいいと信じている節がある。いまは田舎町の外れ。

by 江副 直樹

仕事に関しては、特にそうだが、プライベートな生活までそんなことしてたら、きっと身が持たない。仕事では常にゼロイチを意識するが、普段の暮らしはテンプレ、あるいは先行モデルの選択を繰り返していると思う。釣りにしても、料理にしても、自分の発明じゃない。

by 江副 直樹

疑り深い。

2025.5.5

これに、しつこいというのも加わる。プロデュースをする際に、とても大事にしているスタンスの話。疑り深くてしつこい。なんだか、性格としては果たしていかがなものかという気がするが、仕事をする、いや生きる上ではとても大事なことのようにも感じるのである。

by 江副 直樹

事情はわかる。ただそれを受け入れてしまったら、何もできない。衰退を遠ざけるには、不断のアップデートが不可欠だが、それを止めてしまうのが諸般の事情というヤツだ。イノベーションとは、慣習や常識から抜け出す振る舞いのこと。進化とは更新と言い換えられる。

by 江副 直樹

すべての技術は刃物だと思っている。切れれば切れるほど使いやすい。料理を作るも人を殺めるも、使う人次第。ここも技術の本質。鍵は活用の仕方。刃物自体に罪はない。ノーベル賞も元を辿ればダイナマイトだし、エアバッグすら火薬なのだ。そしてAIが現れた。

by 江副 直樹

生真面目はどうにも苦手だ。正確に言うと、笑いやユーモアのないコミュニケーションが、とことんダメなのである。冗談もなく、馬鹿話もなく、雑談すらないような仕事ぶりも、ひたすら苦痛なのだ。余裕と言うのか、余白と言うのか、洒落と言うのか。欲しいよね。

by 江副 直樹

暫定と更新。

2025.3.18

僕らが前に進めるのは、待ち望んだ名案が見つかったからじゃなくて、何かを決断したからだと、度々言っている。100%メリットだけでデメリットのないアイデアなんかあるもんか。ノーリスク信仰は、成熟社会の重病だと知るべきだろう。思えば人生は決断の連続。

by 江副 直樹

本当に大嫌いである。取り巻き。魅惑的な人物の周りに群がりやすい。ただそばにいることを好む。本質的理解を欠いていることがとても多い。人物への社会的評価を元にそう振る舞うのだが、それが下降に転じると、潮が引くようにいなくなるのもなんだかなあって感じ。

by 江副 直樹

語彙の法則。

2025.2.28

タイトルを、説得の法則にするか、少し迷った。何かを他者に伝えるとき、僕らは基本言葉を使う。ところが、同じ国語を使っていても、日本ほど同一性の高い民族であっても、その語彙、ボキャブラリーは実のところかなりバラついている。伝達すら覚束ないほどに。

by 江副 直樹

嘘のつき方。

2025.2.22

悪いオンナは嘘をつく。悪いオトコも嘘をつく。この世は、所詮化かし合い、嘘と嘘とのせめぎ合い。なんて言うと、どこかで聞いた安っぽい演歌のようだが、俎上に上げたいのはそんなことではなくて、嘘と真実の間の不思議な距離感についてである。ホントに?

by 江副 直樹

僕が1日で最も長く過ごす場所。それは2階の書斎だ。出張を除けば、ほぼここであれこれをやっている。奥行700mm、長さ3,150mmの細長い壁付けのデスクが2本。元々これを4等分して家族4人で使っていたのだが、2年前からはすべてが僕だけのスペースになった。

by 江副 直樹

学校と名が付く場所には、いくつか行った。一方的な私淑もあるが、専門性については、そのノウハウを手取り足取りという経験はない。さらにデザインなどは、誰にも習っていない。つまり、明確な師匠と呼べる人物はひとりとしていない。振り返ればすべて独学。

by 江副 直樹

OSの統合。

2025.1.7

あらゆる方法とそれを実践する組織、さらにそれらが集う業界は、必ず経年劣化を起こす。時が動いている以上、これは宿命だ。かのダーウィンも、生き残るのは強者ではなく、変われる者だと言った。つまり、不断のアップデートを続ける者だけが変化に適応する。

by 江副 直樹

気づけば師走。たちまち年末。もう数日で僕は69歳になる。1年後にはなんと古希。信じられない。同世代はすでに現役を退いている方々も多いなか、僕はいまも新しいプロジェクトが着実に起こって、今年も西から東まで、日本中を飛び回った。ありがたき幸せ。

by 江副 直樹

挨拶の距離。

2024.12.18

出張時を除けば、毎朝散歩をする。眼前の百段階段を上がって、境内を抜け、後は気分の赴くままに、あっちへフラフラこっちへフラフラ。およそ30分程度の逍遙なのだが、ジョグのない日や週末は、少し脚を伸ばすことも度々だ。そこで面白い感覚を味わうことがある。

by 江副 直樹
EZOE naoki

田舎を拠点のプロデュース稼業。その日々仕事雑感、問わず語り。

by EZOE naoki

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