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日中の日射しは強いが、爽やかな風が吹く。薫風とはこのことだろうか。五月近し。

プロデュースの仕事では、考え方を伝えるのに、あの手この手でアプローチを図る。意識を変えていただくような重要な考えは、細部への指示ではないことが多く、概ね抽象的にならざるを得ない。ただ、抽象をそのまま押し出しては、プロデュースは前へ進まなくなる。

そこで喩え話が必要になる。僕は常々、この考え方は、ものの見方は、どのように喩えればスムーズに伝わり、理解されるかをアタマのどこかで考える習慣がある。四六時中と言ってもまったく過言ではないほど、ああでもない、こうでもないと転がし続けている。時々、コンセプトの大切さを言いたくて、木に喩えることがある。曰く、木で大事なのは幹。
一般に、果実や花を欲しがり、その枝ばかりを集めたがるが、文字通りの枝葉末節。幹さえしっかりさせれば、枝は自ずと伸び、必然的に花や実は生る。言うならば、幹は戦略。枝葉は戦術。さらに、その幹を育てるのは地中の根っこ。養分を吸い上げるこれこそがコンセプト。根は見えないというのは実に象徴的だ。幹、そして根っこを忘るるべからず。

明日は早朝から地域の溝掃除に出陣。夕方からは淡路に出発。長散歩はできるかなあ。

これは栗の木?

利益たる果実の根拠に、幹から根っこまで意識できる人は、決して多くはない。

幹もいろいろ。

形状、木肌、幹も多種多様で、幹が枝を決め、枝が葉や花や果実を決めている。

広葉樹の幹が好き。

根っこから吸い上げる養分入りの水が、幹の中の導管を大量に上がっていく(らしい)。

苔むす幹。

同じ樹種でも個体差がある。時々、木肌を触ってみる。どっしりとして落ち着く。

by 江副 直樹 2014-4-19 23:11 
EZOE naoki

田舎を拠点のプロデュース稼業。その日々仕事雑感、問わず語り。

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