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初冬の設え。

2023.12.6

ブンボの打合せ室に入る表玄関は、普段の生活では使わないパブリックエントランス。何人かのお客様がいらしても、玄関で鮨詰めにならないようにゆったり作った。素材は三和土。下駄箱の上はちょとしたギャラリースペースで、オブジェが並び、壁には絵が掛かる。

秋から春にかけては、上がり框に照明アートがお目見えする。友人でもある在京の造形作家、川村忠晴氏の手になる、乾燥させた植物に小さな光源を仕込むという情緒豊かな作品だ。初めて赤いホオズキの作品を見たときは、本当に感動した。材料となるさまざまな植物は、毎年長野で採集する。一度同行させていただいたけれど、あれはいい旅だったなぁ。
飾るのは開き切った芒だと、ポロポロと落ちてしまうので、若い芒がいいよと教えてもらって、以来毎秋準備するようになった。去年まで自宅前の空き地で手に入れていたが、今年は釣りおバカの納会で行った竹田からの帰路、黒川温泉の近くで入手した。ガレージで寝かした後、空いた時間に冬の設えが整った。これから春まで、暖かな光で皆様をお迎えする。

穂がだいぶ開いてきた。この光は常夜灯でもある。

セットしたての芒。これから徐々に穂が開く。

長さの違う金属製のチューブに1本ずつ挿していく。

竹田からの帰路、クルマを駐めて少し多めに。

by 江副 直樹 2023-12-6 11:11 
EZOE naoki

田舎を拠点のプロデュース稼業。その日々仕事雑感、問わず語り。

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