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いろんな事情が重なって、料理をすることが増えた。一人暮らしなら、簡素化の方向に行くに違いないが、育ち盛りの次男がいることもあって、ジャンクとインスタントは極力避けている。当初は、炒めものが多かったが、やはり煮物のような和食もなんとかしたくなる。

いまはいい時代だ。レシピなんて、web上にごまんとある。祖母、そして母からの口伝のような知恵に出会えるのだ。リアルな愛情伝達が伴えばベストだろうが、どうしてどうして実にわかりやすいチュートリアル。今回は、子供の頃から大好きな、大根と厚揚げの煮物に手を出してみた。厚揚げは、僕の好物の中でもトップクラス。旨いに決まっている。
菜切り包丁を持って、大根の桂剥きから始める。手先は意外と器用な方だ。後は特に難しいものはない。幸せな気分を高めたいから、厚揚げは多めに入れる。肉じゃがの肉が多いのと同じ。和食の味つけって、出汁と醬油と酒とみりんでほぼ決まるんだな。いろんなことがわかってくる。弱火でコトコト煮詰めると、ビギナーとしては上出来の煮物が完成した。

大根の大半は他人からの貰い物。ありがたや。

厚揚げは、そのままでも全然美味しいんだが。

顆粒出汁、醬油、酒、みりん。コツは掴んだ。

しっかり味が染みたのを小鹿田焼の小鉢に。

by 江副 直樹 2023-1-6 19:07 
EZOE naoki

田舎を拠点のプロデュース稼業。その日々仕事雑感、問わず語り。

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