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北も南も。

2013.10.11

南の島はまだ夏だった。秋雨の降る北部九州から鹿児島を経て沖永良部へ飛んだ。

先月、鹿児島へ行った。地域活性化を手がける鹿児島天文館総合研究所にお声がけいただき、2ヵ所でセミナー講師を務めさせていただいた。今回はさらに南下して沖永良部まで足を延ばすことになった。海の色も変わり、植生も南国のそれで、旅気分も盛り上がる。

いろんな土地に行けば行くほど、ローカルの共通性を感じる。北も南も、東も西も、環境は違っても同様の課題は本当に多い。今回は僕にとっては未踏の地、沖永良部。ここにもさまざまな素材があり、それを何とか磨きたいと想う人がいて、その状況を改善したいと考えるさらにその周辺の人たちがいた。僕はまた他の事例を伝え、変わらぬ原則についてお話した。
今回は、ゲストにうきは百姓組の赤司直紀氏と料理家のゴトウタカコ氏も参加。いまや全国区で人気のうきは百姓組が、ここまでのプロセスを、当事者ならではの視点で語ってもらったが、着実に自力で前進する百姓組、その考えのブレの無さには改めて感心した。サポーターたちの力を活かすのもまたそれを受け入れる意識である。北も南もそれは同じなのだ。

明日は戻った足で林農園のイベントへ。その翌日は、京都の牧野伊三夫展が待っている。

屋久島を越えて。

初の沖永良部は、鹿児島から空路90分。奥に見える屋久島。雲をかぶって美しかった。

セミナーは熱い。

たくさんの熱心な方々が集まった。喋る僕も力が入る。ここからが始まり。撮影:松永久美

第2部開始。

僕も聴衆として聞き入ってしまった。出会ったのは、もう5年前になるのか。感慨深い。

青い青い海。

潮が岩を削った、名勝フーチャへご案内いただいた。水平線が湾曲している。外洋だなあ。

 

 

by 江副 直樹 2013-10-11 22:10 
EZOE naoki

田舎を拠点のプロデュース稼業。その日々仕事雑感、問わず語り。

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