ヤブクグリ10年。

2021年11月14日。午前10時、三隈川に浮かぶ中之島公園で、THININNG in 日田が開幕した。THININNGは、福岡糸島を拠点とする林業を考えるグループ。THININNGとは間伐の意。僕らヤブクグリと同様に、日本の森を少しでも良くしたいと活動している仲間だ。

これまでヤブクグリは、彼らのイベントに何度か呼ばれ、きこりめしの販売などをやっていたが、今回ついに拠点の日田で合同の開催となった。このコラボをきっかけとして、ヤブクグリ内部では新しい動きが相次いだ。まず、自分たちが欲しい木製品を開発する生活道具研究室が発足。次いで、それらを取りまとめる法人として、きこりきりこ商会の設立準備。
2012年の1月末、僕が当時住んでいた隣村に、牧野伊三夫画伯が訪ねて来たのが10年前。その先導役は、福岡宣伝係の伊藤敬生、現九州産業大学教授だった。他ならぬTHININNGとの引き合わせも、今回のイベントも伊藤氏の動きに拠るところ甚大。お陰で、抜けるような青空の下、イベントは盛況のうちに閉幕。こうしてヤブクグリの新たな10年が始まった。

ヤブクグリ発起人の牧野伊三夫氏（左）とTHININNG代表の林博之氏。

前日、みんなで映画を観た。きこりが鍵を握る物語。

当日、営業中のヤブクグリブース。それにしても見事な小屋。

この度めでたくオープン、ヤブクグリ生活道具研究室。

記念すべき初お披露目の商品群。本気だから堪らない。

実はここ中之島公園は初めて来た。風情ある三隈川の中洲。

30店以上の出店者があり、食からプロダクトまでいろいろ。

左THININNGチームとヤブクグリチームの林業トーク。

急遽出演してくれたiima。なんだか公式ユニットみたい。

閉店間際のヤブクグリ集合写真。歩いて来れる会場は初。