物言わぬ空気。
2015.2.18連続講座中の大阪は晴れ。そこから、眩しく光る明石海峡を越えて、淡路入り。
日々の仕事で感じることのように思えて、その実子供の頃からそうだったような気もする。日本人の特性のように言われることも少なくない。いや、ここぞという時に口をつぐむ傾向についてである。静かな会議、気を回した自主規制。しかし、度が過ぎやしないか。
多弁がいいとは思わない。寡黙が知的に見えるときもある。されど、言うべきを言わないで、コトがねじ曲がるケースは多い。言うべきを言わないで、言わぬが花、などと収まって欲しくない。会議が終われば、本音続出も日常茶飯事。それをこの国の文化などとは言ってはなるまい。無難に物事を進めようとしているのか、進めようとしていないのか。
偏見と取られようが、役場、大組織に、この構図は多い。上に上がるアイデアが、所々でマイルドに修正されて、結局陳腐化する場面を何度も見た。事情に精通する自負からの振る舞いだろうが、仕事の本質がすっぽり抜け落ちている。沈黙は金と言うが、雄弁は銀とも言う。物言わず、何を変えるつもりか。いや、変えるつもりはないのか。備忘録。
商品開発、地域プロデュース、Webによる組織改革、プロダクトデザイン、等々。
by 江副 直樹 2015-2-18 21:09