日常の新陳代謝。
2013.5.10久しぶりの雨。ときどき強く降っている。田植えを控えた農家には恵みの雨。
新居建設に向けて、身の回りにはさまざまな新たな出来事が起こりつつある。仮住まいを持ったこともあって、これまでの12年間にでき上がった生活ペースの修正を余儀なくされている。大変でもあるが、こうした日常の新陳代謝とも言うべき変化は必要だと思う。
人間はすべてをルーチン化しようとする本能に生きている。それが、日々の心身の負担を減らすことに有効だからだ。しかし、そこへの埋没はリスクも孕んでいる。時代の転換など、大きな状況変化には、ルーチンに慣れきった状態では対応が難しくなる。しかし、いつやってくるかわからない非常時に向けて、毎日を過ごすのはなかなかできるものではない。
僕自身は、そうはならないように意識しているつもりだが、きっと知らないうちに日々のリズムに順応しているはずだ。だから、自分の意思とは無関係に訪れる変化を嫌うばかりでなく、ときには乗っかってしまうこともありだと考える。ここ数ヵ月の暮らしは、新しい生活パターンに慣れようとしているわけだが、多様な刺激の連続は想像以上に面白い。
今日は京都から編集者のお客様。やって来た仕事について、本を書くことになりそうだ。
by 江副 直樹 2013-5-10 22:10