初詣らしきこと。
2013.1.7今年初の東京はやはり都会で、空港からホテルまで、ダウンを着ることはなかった。
まったく信心深くはないのだが、歳を重ねるごとに神道というか、アミニズムというか、八百万の神に畏怖を感じることが増えたように思う。きっとこれは、山の中に居を構えたことと密接に繋がっていて、いつの間にか祠や神社に違和感を持たなくなっていた。
集落の奥に上がると、山の神と呼ばれる小さな祠がある。12月の初旬に行われる同じ名前の冬の祭が好きだったり、ここ2年間は地元の福井神社の地区総代をなんとか務めたりで、いつの間にか神社は身近な存在になっていた。毎年正月は、家族で林道を上り、その小さな祠にお神酒を挙げ、皆で柏手を打つのが、近年の慣わしとなっていたものだ。
それが、縁がつながり隣町の大きな神社である大原八幡宮そばに、今年家を建てることになった。それが決まった後、昨夏の集中豪雨で山の神への道が断たれ、参拝もままならない状態になったのは、何の因果か。今年は福井神社と大原神社にお参りをした。夫婦で、これは招かれたのだと相変わらず暢気なことを言っている。果たしておみくじは大吉。
by 江副 直樹 2013-1-7 22:10