独居老人?
2025.11.20世間に流れる多様な言葉を、ほとんど当事者意識なしに聞いていて、ある拍子に「それって、オレもそうやん」と気づき、愕然とすることがある。標題の独居老人などはその典型。僕は、紛れもなく古希直前の独居老人であるし、ど真ん中の前期高齢者なのだった。
僕は、世の中をまるで他人事のように眺めているのかも知れない。高齢化社会についても、連日さまざまな報道が飛び交っているが、ちっとも自分のこととは思っていないのだ。毎朝散歩をして、時々ジョギングをして、仕事では全国を飛び回っている。春から秋はヤマメ釣りやアユ釣りに現を抜かし、食欲はいまだに困るぐらい衰えない。そりゃ自覚は難しい。
痛いところはどこもない。サボり気味だが、筋トレもしている。家事も苦にはならず、掃除洗濯、裁縫もする。なかでも料理は楽しくて仕方がない。どころか徐々に深みに嵌まっている。暮らしのアイデアを思いつくと、小さなことでもワクワクする。老いの不便を自覚することが極めて少ないのである。きっと鈍感で能天気なのだろう。そう思うことにした。
by 江副 直樹 2025-11-20 17:05



