TBDA最終審査。
2013.1.31相変わらず変化の少ない東京の朝を横目に、ホテルでしばらく仕事に没頭。
リトケイにお邪魔した翌日は、東京デザインアワードの最終審査だった。まず都内の中小メーカーがエントリー、その中から審査によってテーマが選定され、次いでそのテーマに対し、デザイナーのアイデア提案が集まってくる流れ。最終審査まで9ヵ月をかけた。
技術とデザインのマッチング事業自体は、いまに始まったことではないが、TBDAが新しいのは、単なる造型提案を募集しなかったことだろう。プロデュース的視野に立った、広義のデザインによって、当該企業を元気にする試みが当アワードの意義だと思われる。デザインを、造型提案を伴う課題解決策だと考える僕にとっては、誠に腑に落ちるコンセプト。
一連の経験の中で意外だったのは、大都市東京と言えども、中小メーカーとデザイナーの距離は決して近くはないということだ。ここに地方との格差はないように見えた。九州ちくご元気計画に象徴される、地方あるいは第一次産業への本質的デザインワークの導入は、今回のアワードが直面した課題とほぼ相似形だと感じた。本年度のTBDAは5月から。
by 江副 直樹 2013-1-31 22:10