5分と10分。
2022.1.31現在の住まいは、大分県の内陸部、日田市の町外れにある。大きな神社のすぐ横にあって、広大な鎮守の森はわが庭のようだ。夜は静かで真っ暗になる。それでいて、徒歩5分で市役所に行ける。そのそばには、高速バスのバス停。もう少し歩けば、JR日田駅がある。
さらに、クルマなら5分で鮎の釣り場に行けるし、10分走れば市内唯一の映画館がある。当然その周辺には、スーパーや学校、病院があり、さらにレストランやBarもいくつか点在していて、楽しく暮らして行くには、もう充分すぎる環境だ。本当はもっと山中に行きたかったのだが、景色の中には常に山が見えていて、鮎の泳ぐ立派な川が何本も流れている。
これ以上、何が要るんだろう?文化的イベントが少ないと嘆く方もいるが、どうしてもというときは出掛ければいいし、なによりどこでもネットが繋がり、そもそも本も映画も見きれないほど溢れている。エンターテイメントが過剰に散りばめられたテーマパークみたいな大都市は、僕には要らない。自然を伴った身近な日常こそを大事にしたいと改めて思う。
by 江副 直樹 2022-1-31 10:10