15年目の先生稼業。
2011.9.9今朝はお盆を過ぎて、一番の肌寒さ。散歩の時の空気感が明らかに違っている。
昨日、福岡デザイン専門学校で、受け持っている視覚情報科2年生前期の授業が終わった。前期は4月から9月中旬まで。週に1回、朝から夕方近くまで、4コマ6時間を、学生たちと一緒に過ごす。来月からは1年生の後期を受け持つことになる。こちらは2コマ3時間。
世間でイメージされるデザインの知識なんて、現場に出ればすぐ覚える。大事なのは、僕がデザインワークの80%を占めると信じる、「思考力」の鍛錬だ。スペシャリストでありながらゼネラリストの視野を持つデザイナー、ディレクター、プロデューサーに育って欲しくて、学生のアタマの中を掻き回すあれやこれやの仕掛けを続けている。
今年、この学校と僕は15周年を迎えた。来期から、グラフィック系、空間系の垣根も取り払われて、クリエイティブデザイン科に統合される。ひとつ上のデザイン塾 未来デザインステージのキーワードでもある総合デザインが、具体的なカリキュラムになる。専門学校の枠を超えてさらにユニークな学校になるだろう。改めて楽しみな15周年。
9/14にはシンポジウムを開催。福岡市中央市民センターホールで13:30より。
by 江副 直樹 2011-9-9 23:11