
風呂場改造計画。
2012.6.13梅雨入りしたのに、晴れ間が続く。川は垢腐れを起こしているに違いない。雨を。
田舎暮らしが自然との共生とは、誰もが思っていることだろう。共生の相手が、美しくたおやかな自然ばかりなら、一点の曇りもないのだが、ことはそう簡単には運ばない。ムカデはもうすっかり慣れたが、もちろん好きではない。マムシなら尚更だ。
僕は外出していてその場には居なかったのだが、再録すればこういうことになる。風呂場を掃除していた女房が悲鳴を上げた。ムカデなら歓迎はしないが、悲鳴までは上げない。壁の隙間から身体を出していたのは、ヘビ。しかも、地元ではヒラクチと呼ぶマムシだったのである。田圃に蛙が現れると追うようにヘビが増える。しかし、なぜ風呂場に。
分母庵の場合、隙間だらけの空間は、なにも風呂場に限ったことではない。隙間風や虫類には免疫ができている僕らも、相手がマムシとなると平静ではいられない。元々、五右衛門風呂が据えられていた、露天のごときわが風呂場。老朽化もしていたので、決断を下すことにした。現在、分母庵のADである町谷一成氏とプランを固めている。乞うご期待。
今週末は、K-ADCアワードの公開審査。他の審査員の皆様との邂逅もとても楽しみ。
by 江副 直樹 2012-6-13 22:10