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酷暑だ猛暑だと悪態をついているうちに、朝晩は早くも涼風が抜ける。秋近し。

長く辛い雨が続いて、夏の残り時間はずっと少なくなった。それだけに、真夏特有の深い青空がいつも以上に目に染みる。仕事中は28℃の節電温度でも暑く感じて仕方がないのに、戸外で、しかも清流に浸かっていれば、35℃超もまた良しという気分になる。

夏休みのせいなのか、子供の頃から、夏の記憶はふんだんに積み重なっている。虫を追い、魚を追った10代始めまで。木や水や土の匂いが甦る。次いでボールを追った10代の後半。部活はバスケでも、休み時間はいつもグランドでサッカーボールを蹴っていた。思い出すのは青空で、熱い日射しなんて苦にならなかった。走っても走っても疲れない頃。
Facebookの朝の投稿が日課になって久しい。当初は山から見た夜明けの空を切り取っていたが、四季の中では夏が最上。最も変化に富んでいるように感じる。ヤマメ釣りでは、夏の晴天はピーカンと言って嫌われる。釣れない様を夏山女一里一匹とも言う。それが鮎なら炎天下大歓迎。以来、夏の青空は享楽への道標になっている。青空を探すのは道理。

明日は日帰りで東京。明後日からは宮崎へ一泊。どちらも生協絡みの行ったり来たり。

日の出の直前。

8月に入ると夜明けは徐々に遅くなる。気温も下がって、撮影散歩も快適。

夏は積乱雲。

山は濃緑に覆われ、空はどこまでも青く高く、雲はあくまでも白く力強い。

屋外プールも青。

長い間泳いでいないが、この色を見ると飛び込みたい衝動に駆られる。

いい空といい川。

抜けるような青空の下、河原のある広い川で、大きな鮎に引きずられたい。

by 江副 直樹 2012-8-21 22:10 
EZOE naoki

田舎を拠点のプロデュース稼業。その日々仕事雑感、問わず語り。

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