霧の洗礼。
2013.11.8昨日は朝、フリースを着た。日中は気温はぐっと上がるのだが。盆地ならでは。
お山の上から典型的な盆地気候の日田に来て驚いたのは、全国区のニュースになる夏季の最高気温そのものよりも、朝晩と日中の温度差だった。夏の朝、時計の針が7時を回る頃までは涼しくて快適なのだが、それ以降は温度計の数字はぐんぐん上昇する。
仮住まいのアパートの造りは、よくあるローコストの安普請で、音も熱も筒抜け。この夏は、ついにエアコンのお世話になった。秋が深まってくると、今度は霧に覆われることが増えた。村でも時折、霧が出ることはあったが、日田の川霧は過去にも経験をしたけれど、改めて住人としてその濃度と頻度を噛みしめている。霧の散歩は存外楽しいものだ。
夏の気温差は、激しいときで10℃以上。盆地の朝の霧は、放射冷却と関係があるらしく、時間が進むとたちまち晴れ間が広がって、必ずウソのような好天になる。夜明けから陽が上がるまでの、朝の一刻だけに現れる盆地の霧。グレーのスクリーンの中に浮かび上がる森や街並み。霧は霧だけの風情を備えていて、さらに好きになりそうな気がしている。
今日は1日こうげのシゴト。来週はまた東京から始まって、他に厚労省の視察など。
by 江副 直樹 2013-11-8 22:10