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ここ数日の冷え込みは厳しい。毎朝、分母庵周辺は氷点下。早くも冬の盛り?

今朝、初の積雪。先週、出張に行っている間に、今季初めての雪が舞ったらしいが、積もるのは今回が初。雪が積もったときは、窓を開ける前からなんとなくわかる。音が消えるのだ。鳥のさえずりが減って、穏やかで静かな目覚めになる。果たして今朝も白い朝。

50代も半ばを過ぎたというのに、いまだ雪には心が躍る。南国九州だからか。豪雪地帯では、こんな暢気な物言いはあり得ないだろう。どんなに降ったところで、たちまち儚くも消え去って、つい待ち焦がれる心持ちになってしまう。標高250mの分母庵では、数日の積雪に見舞われて、スタッドレス+四駆でなければ、生活に支障が出るが、まあそれくらい。
所詮九州、雪は結局歓迎されることのほうが多いと思う。すべてが白く覆われるとき、身体は反射的に動いていて、今朝もカメラを携え、あっちに行ったりこっちに行ったり。雪への恋心は衰えることはない。降り過ぎれば、高速がストップしたり、不便をかこつこともあるけれど、それでも雪は楽しい。なにより美しいではないか。この冬、何回降るだろうか。

今日から数日、デスクワークに耽る。師走だが外出をセーブし、スタンスを回復する。

枯れ草にも等しく。

枯れ草の上に積もった雪。殺風景な枯れ野が、一晩で繊細な白の世界に変わる。

裏山の柚子。

黄色く色づいた柚子と常緑の葉の上に降り積もる。いつも以上に美しい絵画。

庭もうっすら。

初雪はまだ可愛いもの。これが2月頃になると、20cmを超える積雪になる。

雪だ、雪だ、雪だ。

朝陽が上がり、陽が当たり始めたら、雪の白さは強い眩しさに変わる。

by 江副 直樹 2012-12-10 23:11 
EZOE naoki

田舎を拠点のプロデュース稼業。その日々仕事雑感、問わず語り。

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