集落の年始。
2013.1.16福岡県上毛町、熊本県上益城郡と来て、今日は大分県国東市へ。寒波襲来の予報。
1月の第2日曜日、集落の年始が開かれた。名を初光(はつびかり)と言う。美しい名前だ。いつもの寄り合いよりも少しだけフォーマルで、世話をする元方を除けば、各戸からひとりずつ、男衆だけの集まり。今年でもう何回目だろう。その日は雨になった。
ここへ来る前は、ベッドタウンの低層マンションに住んでいた。郊外の小さな町に新興の集合住宅が押し寄せるお決まりの構図で、近隣は古い地元住民の方々が町内会をつくっていたが、マンションは入居者だけのごく合理的な管理組合。会合も最低限で地域を意識することは少なかった。村暮らしが始まってからは、比較にならない濃度で顔を合わせる。
もっとも、経験のない方々が恐れおののく村の因習は、ここにはない。僕は相変わらずマイペースで、勝手気儘な日々を送っている。道路愛護と呼ばれる草刈りや年に数度のお祭り、後は数年に一度回ってくるお世話係に駆り出されるくらい。そんなことより、家族のようになった皆さんとの付き合いが楽しい。そんなことをしみじみと思う新年の始め。
明日は朝から福岡へ向かい、税理士さんとの打合せや学校の先生稼業など。
by 江副 直樹 2013-1-16 22:10