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鎮守の森へ。

2012.10.3

あっという間に10月。2週間前まで35℃などという猛暑だったのが嘘のようだ。

昨年暮れ、押し迫った年末から、今年冒頭にかけて、わが家の生活に劇的な変化が起こった。12年目に入っているここ分母庵から、公私の拠点を移すことになったのである。正式に手に入れて、本格的にリノベーションを始めようと思っていた矢先。よもやの大展開。

諸般の事情で、購入が立ち行かなくなり、お隣の日田市周辺まで視野に入れて、情報を探すことになった。知人の不動産屋を訪ねたのが年明け早々。郊外の山間の借家を物色するつもりだったのが、帰路通りかかった大きな神社のすぐそばに売地を見つけた。官庁街まで歩いて5分。なのに鎮守の森が続くごときのロケーション。夜は真っ暗で、静かな佇まい。
2人の息子が来春、小学校と中学に上がる。学校はすべて近隣。そして決め手は川までの距離。鮎の釣り場までクルマで5分。街は選択肢になかったのに、ここで大きく揺らいだ。そこからは一気だった。建築家に連絡し、大きな扉が開いた。来春、地方都市のはずれで新たな暮らしが始まる。現分母庵は、会社で借り続ける。こんなことってあるんだなあ。

今日から東京。日生協のプロジェクトも来期に向けて、大きく進めたいと思っている。

おみくじを引いた。

土地を訪れたその日、家族で本殿へ上がって、おみくじを引いた。全員小吉。

このすぐそばに。

この右側手前。グーグルで見ると、ほぼ鎮守の森の中に位置している。

矢作昌生氏。

その実力もさることながら、矢作君には過去とても世話になった恩義がある。

この案に決定。

夏の終わり。プランが出てきた。納得の一案に即決。こうなると竣工が楽しみだ。

 

by 江副 直樹 2012-10-3 22:10 
EZOE naoki

田舎を拠点のプロデュース稼業。その日々仕事雑感、問わず語り。

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