負け癖あり。
2018.3.10そのネガティブ感覚を、負け癖がある。とか、負け癖がついている。と言うことがある。何事かを計画したものの、さまざまな理由でうまく行かないことは、まあ世の常。挫折や失敗の理由がわかれば、次は成功に近づける。だが、そうは思えない方々も少なくない。
プロデュースという仕事をざっくり言うなら、プランの提示とその実行だ。そのスタートは、最も希望に満ちた楽しげな時間なのに、負け癖がついていると、端から「でもきっと無理だろう」といった表情を覗かせる。新しければ新しいほど、面白ければ面白いほど、その傾向は強い。楽しいことはうまく行かない。行くはずがないと負の信念を隠し持っている。
取り敢えず弱い相槌を打ちながら、話は聞いてくれるが、上層部や周囲の説得の段階になると、確信を持てずに臨むので、説得に覇気がないし、瑕疵の指摘をされると簡単にうなだれる。新規アイデア実現に不可欠な突破力がないのである。プロデュースの成否は、ここのサポートに関わることも多い。企画補助、プレゼン補助。負け癖直しは意外な力仕事である。
by 江副 直樹 2018-3-10 12:12