誰が言う?
2019.7.5粋に生きたい。野暮はご免被りたい。遊びでも仕事でもそれは変わらない。仕事なら誰も解けない難問を鮮やかに解決したいと思う。でもそれは、願っているだけで実現するわけではない。そびえる壁をいかに超えるか。横たわる谷をどう渡るか。猫に鈴、火中の栗。
仕事では、たくさんの会議や打合せを行う。計画やイメージを共有するのは当然だが、試されるのは必ず訪れる難局打開の仕方。そしてその多くは、人が絡んでいるので、現場には感情と欲望が混ざった渦が巻いている。頑迷、誤解、拒絶、保身、嫉妬、悪意などがない交ぜになって道が閉ざされる。瞬間、その空気を感じ、多くは無口になり、視線を伏せる。
誰かが、その原因を修正するか、取り除くかしないと、プロジェクトは停滞する。丁寧な説明や粘り強い説得、時には飴と鞭。誰かが口火を切らないといけないが、およそここがプロデューサーの役回り。自覚もあるし、性格もそうかもしれないが、たまに一緒にカラダを張ってくれるヤツが欲しくなる。ホントは、その都度勇気を振り絞ってるんだけどねえ。
by 江副 直樹 2019-7-5 14:02