薄淡雪の朝に。
2013.2.6昨日からずっと雨。これで気温が低かったら、大雪になるところ。それも楽しいけれど。
今季はまだソリ遊びをするような雪は降っていない。積雪は何度もあったが、いつもうっすらと谷を覆うばかり。毎朝、こうして自然の佇まいを見て、感じて、もの想う。雪が入り口になったり、雨がきっかけになったり、晴れた日は朝陽を眺めて、日々雑感が巡る。
複数のプロジェクトが動いているのはもう習い性になった。大きなプロジェクトだけで、10案件近くが同時進行している。その中に、それぞれ多様な制作物やイベントが立ち上がっていくので、次々に別のことを考え、判断し、決断する繰り返し。これらが仕事の表層だとすると、底にはずっとより深い課題が溜まっていく。思考の半分は、そちら側にある。
現状は何故にこの現状に至ったか。解決できない理由はどこにあるか。組織はなぜこう反応するのか。人はどうしてそう感じるのか。世を俯瞰し、人情を読んでみる。なんだか、偉そうで、仙人のようでもあるが、結局変化を起こすのは、このあたりからなのだ。アイデアだけではブレイクは無理。世は欲望と感情でできている事実を、今朝も思い起こした。
今週前半は、元気計画で久々に研究会講師を務めた。後半は新居の打合せも控える。
by 江副 直樹 2013-2-6 22:10