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4月上旬並みだった東京から、初夏の福岡へ。前日のジャケットはシャツに。

自然豊かな田舎暮らしをしていると、善いことも悪いことも付きまとう。目に嬉しい新緑は、喜んでいるだけならいいのだが、夥しい雑草の繁茂というもうひとつの側面を持っている。草なんて伸ばしとけばいいと思っていると、とんでもないことになる。

春の気配が強まってくると、あたりは徐々に緑の面積が増え始める。梢から新芽が芽吹き、草花は日に日に数を増やし、気づけば一帯は百花繚乱。身体の奥底から、幸福感が湧きだしてくる。しかし、我に帰ると、芝生のようだった雑草はひたすら伸び続けていて、その背丈は瞬く間にくるぶしを超え、脛を通り越し、膝あたりまで及んでくる。
こうなると、草刈りが日常になる。もちろん、手刈りなんて悠長な事態ではない。刈り払い機という専用マシンを振り回して、2時間ほどの夏の苦行が始まるのである。回りの皆さんは、仕事として日々励まれるが、僕は週末をそれにあててお茶を濁す。刈り取り後を眺めては休み、撮影をしては休み、お茶で休む。いつもの夏がまたやってきた。

東京と九州で複数の制作案件が動いているが、週末は関西の淡路でイベント参加。

愛機と手袋。

脱水症状を避け、無理せず休息を入れる。風の抜ける木陰は実に気持ちいい。

見上げれば。

葉の厚み、形状、枝振りで、木陰は様相を変える。ついつい見とれてしまう。

田植えももうすぐ。

谷を見渡すと、田植えを控えた棚田が広がっている。風がモミジを揺らす。

ティータイム。

途中で家族とティータイム。デッキは、いまの時期が一番過ごしやすい。

 

by 江副 直樹 2012-5-23 22:10 
EZOE naoki

田舎を拠点のプロデュース稼業。その日々仕事雑感、問わず語り。

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