草刈りの週末。
2012.5.234月上旬並みだった東京から、初夏の福岡へ。前日のジャケットはシャツに。
自然豊かな田舎暮らしをしていると、善いことも悪いことも付きまとう。目に嬉しい新緑は、喜んでいるだけならいいのだが、夥しい雑草の繁茂というもうひとつの側面を持っている。草なんて伸ばしとけばいいと思っていると、とんでもないことになる。
春の気配が強まってくると、あたりは徐々に緑の面積が増え始める。梢から新芽が芽吹き、草花は日に日に数を増やし、気づけば一帯は百花繚乱。身体の奥底から、幸福感が湧きだしてくる。しかし、我に帰ると、芝生のようだった雑草はひたすら伸び続けていて、その背丈は瞬く間にくるぶしを超え、脛を通り越し、膝あたりまで及んでくる。
こうなると、草刈りが日常になる。もちろん、手刈りなんて悠長な事態ではない。刈り払い機という専用マシンを振り回して、2時間ほどの夏の苦行が始まるのである。回りの皆さんは、仕事として日々励まれるが、僕は週末をそれにあててお茶を濁す。刈り取り後を眺めては休み、撮影をしては休み、お茶で休む。いつもの夏がまたやってきた。
東京と九州で複数の制作案件が動いているが、週末は関西の淡路でイベント参加。
by 江副 直樹 2012-5-23 22:10