花の名を覚える。
2015.5.17晴れの日曜日。出張に飛んだ女房様の留守を預かる数日。外はいい天気。
子どもの頃から、自然は好きだった。虫や魚、小動物に惹かれるのは、少年の健全な欲望だ。野山のものなら捕獲と飼育を繰り返し、うさぎやニワトリやハトは、いただいたものを小屋を作って飼ったものだ。なのに、樹木草花の名前にはとんと無頓着だった。
大人になって、川に通うようになると、周辺の木々や草花の名を言えない。人が植えた畑の作物でさえ種類がわからない。あまりに何も知らない。いつの頃からか、いくら世間の先端情報を知っていても、身の回りの自然のことをわかっていないのは、どうも順番が逆さまのような気がし始めた。流行の店を知ることも悪くないが、そうではない知識がある。
徐々に覚えるようになったが、加速したのは意外にもFacebookを始めてからだ。毎朝、一枚の写真を挙げる。野のものが多い。花や木が混じる。すると、名前を言いたくなる。最初は、投稿上で尋ねていた。詳しい方がご教示くださる。さらに、検索でも殊の外辿り着ける。ついでに、鳥の名前も覚えたりして、僕の歳時記は多少厚みを増したようである。
明日は、今期初の未来デザインステージ。大阪から三木健氏をお招きする。楽しみ。
by 江副 直樹 2015-5-17 22:10