
百日紅恋歌。
2014.8.22雨雨雨の毎日。梅雨は明けなかったと思うようにした。鮎のいない夏があっていいのか。
新しい家を考えるとき、はじめから植栽が頭にあった。なにもない更地に建つ新築の侘びしさったらない。それは絶対にイヤだったので、竣工時にもなんらかの木々が植わっているようにしたかった。無理を言って、最低限の木や草を植えた。これからはさらに本番。
どんな木をどれくらい植えるのか。クヌギやコナラの森に棲みたいのだが、敷地内でそれは叶わないとわかったので、植える樹種をあれこれ考えた。庭全体も築庭といった趣は避けたい。もっと村の風情を出したかった。結果、木は生りものが基本。ただし、玄関横のシンボルツリーをなんにするか。村の夏空に映える百日紅を思い出した。色はピンクだろう。
白い百日紅も好きなのだが、やはり百日紅というくらいだ。苗木では間に合わない。樹高3mほどのピンクの百日紅をわが家のシンボルツリーとした。初年度は開花は余り期待できないと言われ覚悟を決めた。ところが、季節になると濃いめのピンクの花弁が広がり、たちまち見事な花を咲かせた。やはりいい色。色の少ない夏には独特の存在感を見せる。
昨日まで佐賀で高校のデザイン教育を考え、今夜から淡路の暮らしのカタチを考える。
by 江副 直樹 2014-8-22 22:10