産みの苦しみ?
2021.11.30なにか新しいことを始めようと画策するとき、基本的にモデルは探さない。アタマの中に広がる茫洋混沌としたアイデアを、必死で言葉やイメージに換えようと悶々とする。昨年から進めている西日本新聞社との取り組みが、今まさにそんな感じ。editforestってなんだよ?
現代日本の知の巨人、松岡正剛氏にまつわる雑談がきっかけで、同社のT氏と急激に距離が縮まった。互いに、現状を止揚する方法論の開発に喘いでいた。キーワードは「広義の編集」。僕らにとっては、言わずもがなだが、一般にはいまだ難解なこの目線、楽屋落ちで盛り上がってはまったくつまらない。あーでもない、こーでもないは、もう1年も続いたか。
宮崎県の五ヶ瀬プライドが、その最初のプロジェクトとなったものの、主体の名前さえも迷走していた。曰く、edit circus、editforest、そして先日こんな名称に落ち着いた。九州創発プラットフォーム。T氏の提案。ヘンにクリエイティブに寄せるより、ずっと腑に落ちた。代理店ともコンサルとも袂を分かつ智惠の組み合わせ。ロゴマーク完成はもうすぐだ。
by 江副 直樹 2021-11-30 10:10