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狩猟の民。

2024.3.13

生き方のタイプや人のキャラを言い分けるのに、狩猟型か農耕型という表現がある。前者は縄文的で、後者は弥生的といった線の引き方もあるだろう。僕自身は、縄文的な狩猟型の方に少なからぬ魅力を感じていて、若い頃はそんな人生を生きたいとボンヤリ思っていた。

弁護士になろうと法学部に進むが、すぐに頓挫。さらに精神を乱して大学を中退、実家の米穀店を手伝いながら、魚釣りにすがりつつも、日々悶々としていた。なれるものなら詩人になりたかった。習作を重ねていたが、未来は安易に見えるはずもない。濃密な紆余曲折を経た20代終盤。僕はコピーライターになりおおせ、さらに1年余りでフリーランスになった。
以来、仕事はプロデュース専業となり、幼少時から数えて10回目の転居で、いま日田に居る。金や安定を求めたこともなく、ただ興味の赴くまま。レギュラーもあるが、基本見通しなんて立たない。獲物と出会わなければ食いっぱぐれる。大漁の時もあればボウズのこともある。動的平衡はあるやも知れぬが、随分危なっかしい人生だ。ケセラセラ。セラヴィ。

魚釣りに惹かれるはずだ。田んぼなんてやってられっか。

by 江副 直樹 2024-3-13 10:10 
EZOE naoki

田舎を拠点のプロデュース稼業。その日々仕事雑感、問わず語り。

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