
村の鎮守の神様の。
2011.10.30雨の週末。散歩には出られないが、窓からは黄や赤を強めている木々が見える。
この春から、地元神社の地区総代を務めている。神家のお世話役として、神事の準備や執行をお手伝いする役回り。とてもガラではないのだが、地域に根を下ろす以上、周囲に迷惑をかけぬよう、最低限の役割は果たさなければならないと思うのだ。
もちろん、わからないことだらけ。集落の祭りでも、縄をなうことすら初体験で、たいした力にはなれないのだが、指を咥えて見ているわけにもいかず、手伝っているような邪魔しているような、中途半端な時間を過ごしている。皆さん、特にご年配の方々は、農業はもちろん、大工、土木となんでもござれ。まさに、誇り高き百姓で実に頼もしいのである。
初日は総代全員で藁御輿を作った。座元の方々も神社に集まり、子供相撲の土俵作りや、あちこちに注連縄を飾った。翌日の本番は生憎の雨だったが、合間を縫って厳かに神事が執り行われ、子供相撲も無事開催。締めの餅撒きには、老若男女が歓声を上げた。その後、社務所に総代が寄っての打ち上げ。知らぬうちに、村に住んでの10年間を想っていた。
明日はデスクワークに空けてある。日々の早起きでは追いつかない仕事を進める算段だ。
by 江副 直樹 2011-10-30 22:10