普遍で本質。
2023.6.23身上らしきものがあるとすれば、染まらないこと。と答える。人にも、土地にも、組織にも、時代にも染まらず、常に自分自身を保っていたいと強く思っている。刺激を受けることはあるだろう。一時的に影響を受けることもないとは言わない。しかし、しかしである。
やった仕事を後に振り返って、それがたかが一時のことだったり、所詮局地的なことであったりすると、酷い嫌悪感に苛まれる。できる限り、時代や国境を越える普遍を追いたいし、常に表層に惑わされず本質を掴みたい。言い換えると、原則や公式を見つけたい衝動がある。そこへ至れば、さまざまな応用転用が可能で、より広い解決策に育ちやすい。
何をするにしても、必ずそうした目線でモノやコトを見ている。迷わず先行モデルを探したり、臆面もなく流行に近づく振る舞いを心の底から侮蔑している。もっとも、運良くたったひとつの金科玉条が見つかったとしても、それにすがれば万事が済むわけではない。不易流行。なんと普遍的で本質的な言葉だろう。これについては、また別の機会に。
by 江副 直樹 2023-6-23 10:10