時間金持ち。
2018.11.25忙しいことが美徳とされる傾向がある。商いは、暇より忙しい方がいいに決まってるとの論拠。客が多く、仕事が多ければ、勢い忙しい。だから、忙しいは善。本当にそうか?短絡にも見える。半面の真理でしかないのではないか。時間をなくしてもいいのだろうか?
いっぱいあるとうれしい。お金と時間は似ている気がする。いや、時間はあり過ぎると不安になる人もいるかも知れない。僕自身は、暇で困った経験がない。ずっと忙しいという意味じゃない。常にやりたいこと満載。でも、ここ10年ほどは多忙の極み。釣りをはじめとする花鳥風月に生きたいと思っているのに、やりたいことが圧迫されている。これはまずい。
僕らは、お金だけじゃなく、時間もちゃんと稼がないといけないと思う。但し、過度に稼ぐことを目的にすると本末転倒。適度に稼ぎ、適度に使う。僕らが考えるべきは、その適度の中身。つまり生き方、哲学。ミヒャエル・エンデの名作「モモ」には、時間泥棒という連中が登場するらしいじゃないか。忙しさに身を任せていると、一生なんてすぐに終わるぞ。
by 江副 直樹 2018-11-25 8:08