
日常をデザインすること。
2010.8.14今日も暑かった。お盆休みとなって、遊びも仕事もと欲張ってしまう。まずは落ち着こう。
ぎりぎりまで、筑後地方を飛び回る。雇用創出を掲げた厚生労働省の事業と言いながら、実質は商売繁盛のお手伝いをする局面が非常に多い。雇用は、人の手が要るようになってはじめて発生する。だったら、そこに知恵と労力を注ごうと思うのである。
地域の活性化という言葉を聞かない日はない。そして、その多くは観光というキーワードに短絡され、企画はイベント中心になり易い。しかし、継続的に地域を元気にするのであれば、果たしてそれだけで想いは果たせるだろうか。あるいは、経済も大事だけど、本当に大切なのは文化なんだという論旨。それって、並列の選択肢じゃないだろう。
花は団子を食べながら。呻吟の挙げ句に、「換金物」という結論に辿り着いた。有形の商品とか、無形のサービスとか、佇まいは様々だが、お金に換わるものを持たなければ、活性化はどこまで行っても画に描いた餅。加えて、換金物を作る際のコンセプトワークこそが、文化への入り口になるように思える。打ち上げ花火ではなく、日常をかたちづくること。
高原の温泉で溜まった仕事をやっつける。いや、片付ける。いや、終わらせる。
by 江副 直樹 2010-8-14 11:11