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日中、日射しの下では微かに暑いが、朝晩や木陰は薄いジャケットが欲しい。

河川調査、つまりヤマメや鮎の釣りは、早春から秋の入り口までが調査期間。どの季節もそれなりの魅力と楽しさがあるのだが、最上はいつかと問われれば、この新緑の時季と答えたい。時節柄、ヤマメのハイシーズンの終盤。渓流は眩しいほどの若葉に覆われる。

今日、久しぶりに釣りで遠出をした。もう何年も遠征はしていない。釣りは日常の中にこそあって欲しいと思っているからだが、豊後大野の友人に誘われて、久々のロングドライブ。ご案内いただいたのは、大野川水系の某支流。祖母傾の山塊が間近に見える画に描いたような山岳渓流。渓相も抜群で、水の透明度も言うことなし。後は魚さえ釣れれば。
日中は芳しくなかったが、陽が傾き始めると、気温が下がり、川面を無数のトビケラが群舞し始めた。すると、釣り人がライズと呼ぶ、水面の虫をついばむ波紋があちこちで広がる。こうなると、釣り人はさらに舞い上がる。ライズの割に良型が竿を絞ると、心はすでに桃源郷。見上げればこぼれるような新緑が渓を彩っていた。初夏だけの極上の時間。

世間はGW。明日からは日田でヤブクグリの面々と会議や懇親。こちらも楽しい時間。

流れ、河原、山。

しっかりした山々から流れ出る水の健康なこと。時々、訪れたいと思った。

簡単には出ない。

日中は警戒心が高まる季節。この水質や周囲の景色を見ているだけで癒される。

友人U氏。

初めての同行となったU氏。人気パン屋キッチン・ウスダのオーナーでもある。

良く引いた美形。

毛鈎に出たのは3匹。掛かったのは2匹。取り込めたのは1匹。それでも充分。

by 江副 直樹 2013-5-1 22:10 
EZOE naoki

田舎を拠点のプロデュース稼業。その日々仕事雑感、問わず語り。

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