建具越しの朝陽。
2011.3.2また寒くなっている。夕方日田市で5℃になり、その数時間後、村は1℃。ブルッ。
朝陽が好きなことは何度も言っているが、もう一度言ってみることにする。5時などという早起きをしていると、夏季以外はほぼ夜明け前の時間帯。なにも暗いのが好きなのではないから、朝陽が待ち遠しい気分もあったりする。
朝陽が昇るということは、持ち時間が漸減していることでもあるので、日によっては焦りのきっかけにもなるのだが、差し込む光が部屋に充ちてくると、心身は明らかに喜んでいる。このときに、抱えている仕事が予定通り、いや予想以上に進捗をしていたりすると、新聞でもひとつ開いてみるか、なんていう昂揚もやってくる。
そして、この柔らかな黄金色の光は、ほんとんどがガラス戸や障子など、さまざまな建具越しにこちらを照らしてくれる。その透過光の麗しいこと。中でも、これからの季節は、暖かな日中をも連想させて、殊更ありがたく感じてしまう。晴れた朝のひととき、曇天雨天の日にはない、そんなささやかな幸福感に浸ることができる。
日々、メールが50通近く飛び交っている。居ながらの会議と思えば楽なものだ。
by 江副 直樹 2011-3-2 22:10