川は見事に学校である。
2010.8.11今年初めての台風。小さいとなめていたら、意外な風雨。愛傘が全壊。ショック。
先週末、子供会のイベントで川遊びをやった。プログラムの一部だったのだが、幼児から小学校上学年までの男子女子は、大はしゃぎ。冷たい流水に、明らかにプールとは違う興奮を見せていた。そりゃそうだろう、大人だって楽しいもの。
僕は6歳まで、佐賀平野に住んでいた。回りはクリークと呼ばれる小川が至るところにあり、子供たちは春から秋まで、網を片手に魚やザリガニ獲りに夢中だった。その後転居した高度経済成長期の北九州でも、頻度は落ちつつも川遊びは続いた。僕らは、泳いだり飛び込んだりする、いわゆる川ガキではなかったが、川は生活のすぐ側にあった。
中学高校は、川から離れたが、20代のはじめからヤマメのフライフィッシング。50代になって鮎の友釣りが 加わって、川遊びはいまも途切れない。遊びとはいうが、川は素晴らしい学校だ。単なる知識ではない知恵の萌芽。にわかに説明はできないある種の深い感覚。僕らは、川からもらったたくさんの宿題を、いったいどれだけ解いているだろうか。
13〜17日までお盆休み。当然川遊びといきたいが、やること山積。はいはい。
by 江副 直樹 2010-8-11 22:10