川に浸かる。
2021.8.26釣りは水遊びでもある。早春から初夏までのヤマメのフライフィッシングと盛夏手前から秋の入り口までの鮎の友釣り。どちらも川に入る。フライはウェーダーという胴長を履くので、基本濡れない。魚を触って手を洗う程度。一方の友釣りは逆にずっと濡れっぱなし。
胸まであるクロロプレーン素材のタイツ。防水のドライタイプもあるが、僕は浸水するタイプ。下着になって身に付ける。爪先から上半身までしっかり濡れる。時には首まで浸かって川を渡るときもある。ゆったりシルエットのウェーダーと違い、体型にフィットしているので流水抵抗が少なく、深いところも歩きやすい。中には泳いで渡る猛者もいるほどだ。
ヤマメ釣りが長かったので、深場に入るのは慎重だが、15年もやってると随分馴れてきて、真夏の猛暑の中で、全身を濡らす快感に年々染まっている。広い川の流心の向こうの流れを釣りたくなる。瀬を切るなどと言うのだが、鮎釣りはつくづく水との戯れだと思えてくる。とは言え、毎年全国で何人も死者が出る危険なスポーツ。くれぐれも心して遊びたい。
by 江副 直樹 2021-8-26 10:10