山の上からTokyoへ。
2011.7.16灼けるような暑さ。川に立っていても、慣れるまでは目眩がするほどだ。夏本番。
僕は東京に住んだことはない。九州で生まれ育ち、20代の半ばにヤマメのフライフィッシングという因果な遊びにはまり、それがないがしろにされそうな都会暮らしは、その時点で断念した。その後は、ずっといわゆる田舎を根城に生きている。
川に近づくためにより山奥に移住し、田舎でずっとやっていくために、プロデュースという生業を自らのスタイルで考えた。現状の田舎は、とてもそのまま肯定できないので、僕なりにあるべき姿を模索するうち、見えてきた方法論だったが、こけつまろびつしているうちに、いろいろなオファーをいただくようになったのは、僥倖と言うべきか。
田舎でやっているといっても、仕事は常に普遍的な視点で取り組んでいるつもりだ。流行のマーケティング理論なんてどうでもいいし、いつも自分の奥底、足下から立ち上げることを旨としている。そして、気づくと、まったく視野になかった東京と結びつきが増えていた。予想を超えた展開。お導きなのだろう。腹を括って出掛けるとしよう。
明日は、神社の祭りをお世話したのち、ずっと行きたかった大分県国東へ小旅行。
by 江副 直樹 2011-7-16 22:10