大分竹田にまた風が吹く。
2011.5.28降り続く雨。川はかなりの増水。午後、台風接近のニュースを尻目に大分市へ向かう。
目的は、懇親会。07年に始まり、つい数ヵ月前に大団円を迎えた厚生労働省の雇用創出事業「たけた食育ツーリズム」。今日はそこに関わるアドバイザーが集まっての慰労が行われるのである。事故渋滞に阻まれつつも、なんとか生ビールに辿り着いた。
出席は、事務局から事業の立役者である児玉氏、ずっと中枢で奮闘した本山氏、学識経験者として大分芸短の貞包名誉教授、大分文理大の島岡教授、それに総合デザインプロデューサーを拝命した僕。顔を合わせれば話し合ってきた、地域活性化にまつわる四方山話。事業の終息とは関係なく、課題と解決策に言は及んで、夜は瞬く間に更けていった。
雇用創出の前段である商売繁盛を刺激せよ。竹田方式と呼ばれる独自の方法論は、いま九州ちくご元気計画にもしっかり継承されている。しかし、気になるのは事業終了後の竹田の行方。ところが、竹田はこの度、健康・福祉・環境をテーマに、再度同じ事業を申請し、異例の2度目の採択を勝ち取ってしまった。竹田の変化はこれからさらに加速する。
新しい地域活性化のスタンダードを探りたい。ローカルのライフスタイルそのものを。
by 江副 直樹 2011-5-28 22:10