古城原 花見の宴。
2011.4.10山には木々の芽吹きが目立ち始めた。それに追われるように桜が艶を競う。
今年も桜は咲いた。いつも通り、枯れた風情の枝々から、夥しい薄桃色の花弁が次々と開き、瞬く間に風に、雨に散っていく。毎年、この刹那的リズムに急かされるような心持ちになる。花の中で最も好きな桜だが、落ち着いて満喫した記憶はない。
今日は集落の花見だった。古城原というエリアの13戸が集い、田植えを控え、飲み食い、放談する季節の催事。老若男女が集会所で半日を過ごす。会場の裏山には、大きな山桜が2本そびえており、今年は日程が見事に開花時期と重なって、陽光の下、時折花吹雪が一帯に降り注いだ。地元の面々と、久しぶりにじっくりと会ったような気がした。
その前日、快晴に気をよくして、今年初めてのデッキランチを楽しんだ。 特段ご馳走が並ぶわけではないが、短時間とは言え、家族で過ごす時間はなにものにも代え難い。暑くもなく、寒くもない。しばらくは、こうした機会に恵まれるだろう。デッキ周辺も、これからは百花繚乱。寸暇を見つけては、デッキに出て、束の間の花見を催してみる。
東北の復興支援に、徐々に関わりが出てきている。冷静に、実効上がるよう努めたい。
by 江副 直樹 2011-4-10 23:11